北中城村議選 宮城盛光さんが前回選挙を上回る票数と順位で8期目の当選
2014年統一地方選挙において北中城村議会議員選挙が闘われました。9月7日の投開票で、保育所の民営化絶対反対、非正規職撤廃、改憲・戦争阻止をかかげる宮城盛光さんが、前回の選挙を上回る票数と順位で8期目の当選を勝ちとりました。
この選挙戦の勝利は、全国の力とともに、家族や親戚をはじめ多くの労働者の力によって実現された勝利です。ビラの配布や、告示に入ってから村内を隈(くま)なく走り回った宣伝カーのドライバーやウグイスを担ってくれた仲間たち、事務所の運営・維持に関わるすべてが、一人ひとりの力の結集によるものです。この力こそ勝利の源泉です。そして〈民営化反対! 非正規職をなくせ!〉〈闘う労働組合をつくろう!〉の選挙戦の訴えは、村内の労働者(青年労働者)の心を確実にとらえていきました。事務所開き以降、前回の選挙を遙かに越える激励と共感の声が寄せられたことは、そのことをはっきり示しています。
中部合同労組は、独自の宣伝カーを出し〈保育所民営化反対・非正規職撤廃〉の街頭宣伝をおこない、そこにIJBS労組も駆けつけてくれました。そしてIJBS労組の仲宗根書記長の解雇撤回の訴えは、保育所の民営化に疑問を持っている人々に「(民営化は)絶対に間違っているわよね」という確信を与えていきました。ほとんどの人たちが、実は「民営化や非正規職化は何かおかしい」と感じている。この〈疑問〉を〈絶対に間違っている〉という確信へと深めていったということです。
このような思いが地域のなかに広がっていくなかで、保育所の民営化反対・非正規職撤廃を掲げる宮城盛光さんへの支持も拡大していきました。それは青年労働者や若い母親たちのなかに浸透し大きな力になりはじめています。雇い止め(解雇)にあった青年労働者が労働相談に訪れ、IJBS労組の闘いに触れて中部合同労組に加盟するなど、大きな前進を開始しています。
今回の選挙戦で大きな力を発揮したのが、青年労働者たちによる街頭でのスポット演説です。「ミヤギ盛光」の幟(のぼり)とハンドマイクをもって、1ヶ所で5分ぐらいの演説を場所を変えながら行いました。周辺の人たちからの差し入れ、アパートのベランダから手を振ってくれる人たち、車からの声援などの大きな反響を呼び起こしました。
自分たちの職場で解雇攻撃や非正規職化と闘っている姿こそ、選挙戦においてももっとも広範な支持を得るということです。そして〈闘う労働組合をつくろう〉という呼びかけが、非正規職の青年労働者たちの生きる希望と、非正規職撤廃の闘いへの共感をつくりだしたことです。
ある労働者同志は「労働組合を前面に押し出して選挙戦を闘ったことが勝利だ」と総括しています。ここに今回の勝利の核心があります。2010年代の中期階級決戦の突破口は切り開かれています。国鉄決戦の勝利と一体で11・2労働者集会1万人結集にむかって攻め上ろう。(O)
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