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陸自勝連分屯地への地対艦ミサイル配備阻止に立つ

写真① 軍用車両搬出を阻止するため中城湾港のゲート前で座り込み(3月10日 うるま市)

うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地には今年3月に第7地対艦ミサイル連隊の新設が予定され、先島諸島のミサイル部隊を指揮し12式地対艦ミサイル配備で中国侵略戦争を担う「敵基地攻撃能力」の中心部隊となる。3月30日にはミサイル部隊新編式典が予定。同じうるま市のゴルフ場跡地への陸自訓練場建設計画は、この勝連分屯地のミサイル部隊を訓練するのが大きな目的だ。
3月10日、その陸自勝連分屯地への地対艦ミサイル連隊本部と中隊配備用の装備車両搬入阻止闘争が、「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」主催で約150人で取り組まれ、私たちも「改憲・戦争阻止!大行進沖縄」のノボリ、「弾薬庫建設・ミサイル配備NO!」のボードを掲げ闘いぬいた。
県管理の中城湾港に民間船から陸揚げされ出口ゲートに向かいずらりと並ぶ19台の迷彩色の軍用トラック・トレーラー。早朝からゲート前での座り込み・抗議集会で軍用車両搬出を阻止し続けた(写真①)。
すると自衛隊は突然、ほかの出口から出て勝連分屯地に向かったので阻止団も分屯地に急行。沿道には、これまでは見られなかった自衛隊歓迎のノボリ・人も出ていた。前回の軍用車両搬入時は分屯地正門前で軍用車両の前に横たわり阻止行動をしたが、今回は県道から分屯地に向かう道路の入口がバリケードで封鎖。怒りも倍増し、バリケード前で座り込み、スクラムを組み怒りの声を上げ続ける。県道ではボードを掲げ牛歩戦術で自衛隊車両の前を横断し続け進行を阻む。県内で急速に目に見えて強まる基地・演習強化に対する、これまでより数段強い怒りに満ちあふれる闘いだった。

写真② 勝連分屯地入口に続く道路の両脇に築いたバリケードを回収する自衛隊員

このあとホワイトビーチ付近に行く。昨日まで米軍艦船が8隻ぐらいいて、桟橋以外にも海を覆いつくすほど。その後、勝連分屯地に戻ると、闘争対策で使われたバリケードと3メートルほどの金属棒が数メートルおきに分屯地入り口までの道路両脇に大量に積み上げられ、その回収作業をしていた(写真➁)。分屯地への道は両側が林、そこにずっとバリケードを作ったのか。何を恐れているのか。敵陣内を想定しているのか。作業をする隊員は百人ほどいたが、全員20代くらい。今回の基地強化に伴い隊員が90人から290人に増えたが、その隊員か。正門そばには、新たな隊舎がドーンと完成していた。初々しい彼らが資本家階級に命を差し出して銃・ミサイルを労働者民衆に向けるのではなく、資本家階級に向けるようにしていく闘いを共につくろうと感じた。

戦争に向けた攻防強まる

3月10日には搬入できなかったミサイル発射機を搭載したと思われる車両が14日未明、那覇空港から公道を走行し勝連分屯地に入った。
墜落事故の原因究明もされない中で、普天間基地のオスプレイが14日に飛行再開。
例外的とされる嘉手納基地でのパラシュート降下訓練が4カ月連続で実施。
辺野古ではダンプ出入口=座り込み場所を11日に反対運動の拠点のテントから
離れた場所に移動させ、参加・休憩しにくくした。こんな姑息なやり方に負けるものか。
石垣港沖には米軍の巨大ミサイル駆逐艦が停泊し、乗員のボートでの上陸に対し、全港湾沖縄地本は港湾労働者の安全を守るため、石垣港で全面ストを実施。
うるま市ゴルフ場跡地への陸自訓練場建設阻止へ闘いが急拡大し国を追い詰めている。
沖縄では戦争に向けた攻防が急速に強まり日々闘争の連続。今のこの闘いが歴史を動かすと実感する日々です。皆で頑張りましょう。
(改憲・戦争阻止!大行進沖縄 和田邦子)

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