6・19沖縄県民大会 6万5千人「基地なくせ」 ゼネスト訴え『前進』1万部配る
6月19日、「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が那覇市奥武山公園の陸上競技場で開催され、6万5千人が集まった。会場に入りきらず、多くの人が会場の外にあふれた。
女性殺害事件を受け、沖縄では米軍基地に対する激しい怒りが巻き起こっている。日々、おびえることなく生活することさえできないことへの、根底的な怒りだ。その怒りが「すべての基地を撤去しろ!」の声となり、沖縄の闘いは完全に新たな段階に入った。
革共同沖縄県委員会は労働者同志を先頭に県民大会に参加し、会場では「沖縄全島ゼネストへ」と訴える『前進』2756号1万部が参加者に手渡された。沖縄大学学生自治会のビラも2千枚が配布された。「ゼネストで全基地撤去を」の呼びかけに多くの大会参加者が共感し、次々と『前進』を手にとった。
県民大会は1分間の黙祷(もくとう)で始まり、被害者の父親からのメッセージが代読された。「米軍人、軍属による事件、事故が多い中、私の娘も被害者の一人となりました。被害者の怒りは計り知れません。次の被害者を出さないためにも全基地撤去、辺野古新基地建設に反対。県民がひとつになれば可能だと思っています」との訴えが、多くの参加者の胸を打った。
大会参加者は「怒りは限界を超えた」のプラカードを掲げ、激しい抗議の意志を示した。会場では子どもを連れた母親、父親の姿も目立った。
大会終了後、沖縄労組交流センターの呼びかけるデモが行われた。IJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組の富田晋委員長と沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長がデモの先頭に立った。ゼネストを訴えるデモ隊に周囲からは拍手が送られ、飛び入りの青年労働者も加えて県庁前までのデモを行った。
国鉄闘争と一体で労組拠点建設に勝利し、沖縄全島ゼネストを実現しよう。すべての基地を撤去し、革命へ進もう。
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