1. HOME
  2. ブログ
  3. 暴処法弾圧裁判初公判 5同志、堂々の陳述

暴処法弾圧裁判初公判 5同志、堂々の陳述

裁判闘争勝利へ決意をみなぎらせ初公判に臨む広島暴処法弾圧5被告と弁護士。左から髙田さん、古郡さん、松木さん、西納さん、冨山さん、藤田正人弁護士(1月10日 広島地裁前)

裁判所・検察を徹底断罪

 広島地裁で1月10日、8・6広島暴処法弾圧裁判第1回公判(角谷比呂美裁判長)が開かれ、中四国・関西を中心に全国から100人超が結集し、被告5人を先頭に裁判官、検察を徹底断罪した。
 裁判では、検察が起訴状を力なく読み上げた後、12月に保釈を勝ち取った5同志(冨山小太郎さん、髙田暁典さん、西納岳史さん、古郡陸さん、松木誉明さん)と弁護団がそれぞれ意見陳述、冒頭陳述を行い、「直ちに公訴棄却しろ」と勢いよく裁判所に迫った。
 この日は広島地裁が機動隊バス5台を敷地内に入れ百人以上の機動隊員、私服警官らを裁判所内に潜ませ、異様な弾圧態勢を敷いた。敵権力の恐怖の表れだ。被告の家族を先頭に傍聴人が法廷に入り、最初に冨山さんが堂々と意見陳述を行った。冨山さんは、5被告が完全に無実であること、本弾圧は日本帝国主義が中国侵略戦争を準備する中での政治弾圧であることを明らかにした。そして、右翼をも使った警察権力・広島市による反戦反核運動潰しと、不当な長期勾留や高額な保釈金などを含めて弾圧に加担する裁判所を徹底弾劾した。
 続いて西納さんが、広島暴処法弾圧が自治体労働者を動員して行われていることを弾劾し、中国侵略戦争体制の構築を絶対阻止すると表明した。
 髙田さんは弾圧に加担した警察、検察、裁判長ら一人ひとりの名前を挙げ、「法律を守れと言いながらおのれは無法不法を尽くしており、政治的・道徳的倫理的のみならず、彼らのよって立つ法の精神において腐っている」と断罪した。
 松木さんは「私たちは裁かれるために法廷に来たのではない。戦争に突き進む日本帝国主義を打倒するためにやってきた」と決意をみなぎらせた。
 古郡さんは、2023年5月に開かれたG7広島サミットと、そこで出された「広島ビジョン」は被爆者の怒りを踏みにじるものであり、これを許さないために8・6闘争に参加したことを明らかにし、「これからも戦争を止め、社会を変える運動を堂々と続けていく」と宣言した。
 弁護団は冒頭陳述で「反戦・反核潰し・革命運動潰しのでっち上げの弾圧」「違憲の暴処法を適用してのあからさまな戦時型の国家暴力」だと明らかにし、即時公訴棄却を求めた。
 その後、「最大の証拠」とされる動画が上映されたが、角谷裁判長は傍聴席からは見えないようにした。あからさまな「公開原則」の違反に対し、傍聴席から徹底弾劾の声がたたきつけられた。
 広島地裁をさらに追い詰め、暴処法弾圧完全粉砕へ闘おう。
   ◇   ◇
広島暴処法弾圧裁判第2回公判 1月29日(水)午後2時 広島地裁304号法廷/第3回 2月4日(火)/第4回 2月14日(金)/第5回 3月19日(水)
※時間・場所はいずれも同じ

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択