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11月集会実行委員会 反戦軸に組織戦へ突入

3カ月決戦の火ぶた切る

動労千葉の田中康宏前委員長が、11月集会の地平を後退させず試練を乗り越え闘おうと訴えた(8月2日 東京都江東区)

11・2全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止!1万人大行進に向けた第1回実行委員会が8月2日に東京都内で開かれ、3カ月の闘いのスタートを切った。
冒頭、動労千葉の関道利委員長が発言し、「11月集会の開催を決断した以上、何としても成功させたい」と訴えた。また、9月19日に東京高裁で行われる国鉄1047名解雇撤回裁判への大結集を呼びかけた。さらに、幕張車両センターで起きた労災死亡事故を弾劾し、動労千葉は本日からいつでもストライキに立てる態勢に入ると宣言した。
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は、排外主義と徹底対決し、一つ一つの反戦闘争を決戦として闘い、11月へ上り詰めようと訴えた。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんは、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉の3労組共闘が困難に直面する中で、一人一人がこれまでの運動を問い直す必要があると提起した上で、この実行委に多くの仲間が結集していることに展望があると述べて皆の奮起を促した。
動労千葉国際連帯委員会の山本弘行事務局長は、在日外国人労働者を組織するため、各言語のビラを継続的に発行する計画を明らかにし、11・2集会を排外主義と対決する結節点にしようと訴えた。

原点に返って決断
動労千葉の田中康宏前委員長が提起に立ち、全国労組交流センターと3労組の内部で深刻な女性差別事件が発生し、それをきっかけに3労組が共同で11月集会を呼びかけられなくなっている現状をおわびした。そして、身を切る思いで事件を告発した当該の女性たちと連帯し、これまでの運動を徹底的に検証する立場に立つと表明した。その上で、11月集会が切り開いてきた地平を後退させることは断じてできないと述べ、故・中野洋動労千葉元委員長が労働運動の変革を訴えて開催した1994年9・18集会の原点に立ち返り、動労千葉は単独でも11月集会を呼びかける決断をしたと発言した。
さらに、参院選が示した民族差別や女性差別の極限的激化と徹底対決することは、階級的労働運動にとって不可欠の課題になっていると強調した。11・2集会の呼びかけ文は、①中国侵略戦争阻止、差別・排外主義と闘う労働運動をつくり出そう!②戦時下における労働運動の歴史的転換に抗する労働運動をつくり出そう!③国鉄分割・民営化反対闘争の地平を水路に、連合路線と対決する労働運動をつくり出そう!④反動石破政権打倒、闘う労働者の新しい党をつくり出そう!——の四つのスローガンを押し出した。その一つ一つの意義を田中前委員長は改めて確認した。
そして、参院選で噴き出したのは現状変革を求める人民の激しいエネルギーであり、左右の激突の中から社会変革の力が生まれると提起して、これを11月集会に集約しようと訴えた。

国鉄解雇撤回を訴える街頭宣伝に多くの人が足を止め、多数の署名が寄せられた(8月2日 亀戸駅前)

3千人を組織者に
討論では、全学連の矢嶋尋委員長が、11月集会を呼びかけた動労千葉への揺るぎない信頼を表明した。反戦闘争への青年の決起が労組の力を強化するという教訓が語られた。女性差別と闘わずに反戦闘争も階級的労働運動も成立せず、集会スローガンに女性差別との闘いを明示に盛り込むべきだという意見が出された。郵政労働者は、郵政民営化の破綻が明らかになった今、連合路線を打倒する11月集会の重要性を、実感を込めて強調した。動労千葉を支援する会の会員は、国鉄解雇撤回の9・19裁判への大結集と東京高裁宛て署名の拡大を訴えた。
討論をまとめた動労千葉の関委員長は、昨年の11・3労働者集会に結集した3千人は誰もが排外主義に激しい怒りを持っているはずであり、その一人一人を組織者に組織して11・2集会への万余の結集を実現しようと呼びかけた。

実行委終了後、動労千葉を支援する会は亀戸駅前で国鉄解雇撤回署名を集める宣伝活動を行い、100筆以上の署名が寄せられた。

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