大行進東京 高市打倒へ国会闘争 大軍拡の補正予算粉砕を
改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかける国会闘争が12月3日夜に闘われ、90人が結集した。高市政権は今年度中に防衛費対国内総生産(GDP)比2%を実現するため、18兆3千億円の補正予算案を11月28日に閣議決定し、12月8日からの審議で成立させて中国侵略戦争への本格的突入を狙っている。これに対して大行進は「補正予算粉砕・中国侵略戦争阻止・高市打倒」の怒りをたたきつけ、12・23新宿デモをはじめ連続的な12月決戦への総決起を誓いあった。
基調報告を大行進事務局の本山隆介さんが行った。閣議決定した補正予算案を当初予算と合わせると防衛関連費が11兆円以上になることを弾劾し、高市政権は補正予算の防衛費で南西諸島のさらなるミサイル基地化・軍事要塞(ようさい)化を強行し「防衛国債」発行による歯止めなき大軍拡・戦時財政に突き進んでいると明らかにした。
大行進中野で自治体労働者の女性は、高市政権が中国侵略戦争に突き進む中で吹き荒れる排外主義や、米兵の暴行をはじめとした女性差別を徹底弾劾。さらに軍事経済化と一体で進められる物価高騰と社会保障解体に対して怒りを爆発させ、高市打倒の12月決戦への総決起を呼びかけた。
大行進杉並の北島邦彦さんは排外主義と真っ向から闘い、杉並でも連続的反戦デモを闘うと表明した。
全国労組交流センター事務局長の飯田英貴さんが、日本成長戦略会議で出された「防衛力の抜本的強化に関する有識者会議」の報告で、「経済成長のための防衛産業」と称して軍事経済化が狙われていることに怒りを表した。さらに同会議に連合会長・芳野友子が参加し、産業報国会化に突き進む連合を徹底弾劾し、反戦ストライキを闘い帝国主義打倒の労働運動をよみがえらせようと強調した。
星野・大坂全国救援会の杉浦文俊さんは、防衛大臣・小泉進次郎が11月に先島諸島におもむき、反戦運動に憎悪をむき出しにしていることを弾劾。大坂正明さんがメッセージで「反戦勢力の死活をかけて高市を打倒しよう」と訴えていることを紹介し、大坂さんと連帯して安保・沖縄闘争の爆発と一体で大坂さん控訴審と星野国賠控訴審の勝利をかちとろうと力説した。
大行進神奈川の青年は、小泉の地元であり長射程ミサイル配備と無人機大量配備が狙われている横須賀でこそ反戦闘争を爆発させようと述べ、12・7横須賀闘争への大結集を訴えた。
最後に全学連の渡辺祥英書記次長が300万学生を代表して決意表明。帝国主義の言う「安全保障環境の悪化」を生み出しているのはトランプ・高市ら帝国主義の側であることを明らかにし、昨年12月3日に韓国で、ユンソンニョル大統領(当時)のクーデターを粉砕したような闘いを日本でもやろうと呼びかけた。
最後にシュプレヒコールを行い、夜の国会に「高市打倒・補正予算粉砕」の声をとどろかせた。

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