入管集会 国際連帯で戦争阻止誓う 在日の闘いに学び連帯を
入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会が主催する全国交流集会が東京都内で4月12日、開催された。関東一円から在日外国人を含めて280人が集まり、闘う団結を打ち固めた。
在日ミャンマー人活動家が、「1988年の民主化運動を闘って日本に亡命した。皆さんの支援に感謝し、今日は司会を努めます」と開会を宣言した。
全国実の鎌田由子さんが基調報告を行った。鎌田さんはアメリカ帝国主義とイランの「停戦」交渉決裂を受け、トランプのイラン侵略戦争を怒りを込めて弾劾した。同時に、米帝にすり寄ってイラン侵略戦争に反革命的に介入し、一方ではミャンマーの独裁軍を支えている中国スターリン主義・習近平政権も労働者階級の力で打倒すべき対象だと断言した。さらに、高市政権が「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」を柱に戦時入管体制を強化し、またも入管法改悪を狙っていると暴露した。最後に「闘うイラン―中東・中国―アジア人民と連帯し、6・14反戦闘争に総決起しよう」と訴えた。
軍事独裁政権下の韓国で在日韓国人留学生らが北朝鮮のスパイにでっち上げられた1975年「11・22事件」から50年を経て、自らも逮捕・起訴され長期獄中闘争を闘った金元重(キムウォンジュン)さんが講演を行った。日本全国で展開された救援運動、さらに韓国での民主化闘争の成果として2010年代から始まった再審で申請者全員が無罪を勝ちとった過程を自らの体験を交えて語った。血の弾圧に抗して闘われた民主化闘争が真相究明・過去清算のエネルギーとなり、再審もその一環として闘われたという歴史の重みが参加者の胸を打った。
さらに、「指紋押捺(おうなつ)拒否——在日の闘いから学ぶ」と題して、半世紀にわたり入管法・入管体制との闘いを担ってきた全国実の十亀トシ子さんが講演した。十亀さんは、映画「在日」の呉徳洙(オドクス)監督の「在日の問題はすぐれて日本問題だ」という言葉を紹介し、1980年以降の指紋押捺拒否闘争の歴史を振り返った。そして、外国人登録法・入管法自体が日帝の侵略と植民地支配を引き継いだものであり、階級的倫理性を貫く「7・7自己批判」「血債の思想」で日帝を倒そうと呼びかけた。
続いて、在日外国人からのアピール。ロヒンギャの在日ミャンマー人は、独裁軍打倒の「春の革命」を遂行する中での葛藤を吐露しながらも、信念を持って闘い、すべての人の命と尊厳が守られる社会をめざして闘い続けると決意を語った。中国人留学生は米帝のイラン侵略戦争に怒りを燃やし、「反帝国主義・反スターリン主義を貫く労働者階級の闘いこそ不正義の戦争を終わらせる手段だ」と熱を込めた。革命の主体である労働者階級の分断こそが入管体制の目的だと喝破し、「万国の労働者、団結せよ!」と呼びかけた。在日モルドバ人は、労働者の怒りを自国政府ではなく外国人に向けさせる日帝を弾劾し、ウクライナ戦争、中国―イラン侵略戦争の世界革命への転化を訴えた。
牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さんは、外国人への差別・排外主義が激化する中、茨城県が「不法就労の外国人に関する情報提供者に『通報報奨金』を支払う制度」に予算をつけたことを弾劾し、3月25日に抗議行動を行ったと報告した。
動労千葉副委員長の中村仁さんは、3波の反戦春闘ストライキを報告。イランをはじめ全世界の民衆と連帯して世界戦争阻止へ闘う決意を表明した。全学連の学生は、「数十年にわたる皆さんの闘いがあるからこそ私たちはここに立てている。若い世代がこの闘いを継承したい」と述べ、帝国主義打倒へ共に闘うと決意を表明した。
最後に司会の女性労働者が「戦争の元凶、帝国主義打倒へ在日外国人と手を携えて突き進んでいこう」と閉会を宣言した。今年の全国交流集会は、中国―アジア侵略と戦争・植民地支配の歴史を見すえることを土台として「連帯し、侵略を内乱へ」を実現する闘いの新たな出発点を築いた。断固この道を進もう!

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