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韓国、イミョンバク政権打倒へ全人民的闘い爆発



 イミョンバク政権の徹底的な新自由主義攻撃に対する韓国人民の怒りが、ついに全人民的な闘いとなって爆発した。 米国産牛肉輸入反対に端を発した労働者階級人民の怒りは、週末5月24日からのソウル都心でのロウソク集会を分岐点に、イミョンバク政権弾劾・打倒闘争へと発展している。週末の集会は時間を追うごとにふくれあがり、5万とも6万とも言われる「史上最大のロウソク集会」となった。参加者の年齢層も、当初の10代から30代、40代へと広がっている。 これに対し警察はデモ隊に暴力的に襲いかかり、大量の逮捕者が発生している。
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 一方、25日には全州市の労働者・イビョンニョル氏(66)が焚身決起した。民主労総公共労組の組合員であり「イミョンバク弾劾闘争連帯」の会員でもあるイ氏は、この日「世の中を変えるために、保守親米政権ミョンバクを糾弾するために、新たな世の中を建設するために、われわれは断固立ちあがらなければならない」と書かれた自筆のビラを撒いていた。(イ氏は現在危篤状態)
■このロウソク集会に先だって開かれた労働者・農民の事前決起集会は、文字通り今回の闘いが、労働者の決起を核心とした全人民的決起であることを示している。
●「貧民」
 露天商らでつくる全国貧民連合や全国撤去民連合、住居権実現に向けたビニールハウス住民連合、貧困社会連帯、全国障害者差別撤廃連帯などの400名は22日、ソウルで「BSE牛肉輸入反対、韓米FTA批准阻止、民衆生存権獲得・全国民民大会」を開き、「韓米FTA、民営化が貧民をつくっている」と怒りの声を上げた。
●農民
 全国各地から上京した全国農民会総連盟などの農民1万人は22日、韓米FTA農畜水産非常対策委員会主催の全国農民大会に参加し、「米国産牛肉輸入交渉無効化」「韓米FTA交渉撤回」を叫んだ。
●公共運輸労働者
 305の公営企業のうち50数カ所を民営化し、7万名余りの労働者を構造調整すると表明しているイミョンバク政権に対し、民主労総傘下の公共運輸連盟が集会を開き、3千人の組合員が24日、ソウルの全経連会館前に結集し、「民営化反対」の怒りの声を叩きつけた。
●公務員労働者
 全国公務員労働組合は24日、5千名の組合員が集まる中、国会議事堂のある汝矣島で「公務員年金法改悪阻止、構造調整阻止、社会公共性強化・全国公務員労組闘争決意大会」を開いた。
●教育労働者
 全国教職員労働組合(全教組)の教育労働者1万名は24日、4・15教育自律化阻止と米牛肉輸入反対を掲げて汝矣島に結集し、「教育市場化阻止と教育福祉拡大に向けた全国教師大会」を開催した。
●民主労総
 民主労総は24日、「公共部門の市場化・私有化阻止民主労総総決起大会」を開いた。会場となった汝矣島には、事前集会を終えた民主労総の組合員2万5千人が結集し、集会を早めに切り上げて清渓広場のロウソク集会に合流した。
■職場を武器に闘う
 さらに重要なことは、労働者が職場を武器に闘いに立ちあがっていることだ。
 民主労総は22日に記者会見を開き、「(米国産牛肉の輸入を容易にする新輸入衛生条件に関する)政府告示が強行された場合、プサン、キョンギ、インチョンを中心に運輸労組の運送拒否闘争と共に、ストに準ずる大衆動員で全組織を稼働させ、運送阻止闘争に直ちに突入する」と表明した。
 また、緑色病院やコチャン赤十字病院など全国9つの病院では、保健医療労組の主導のもと労使が共同宣言を発し、「病院食から米国産牛肉を追放する」と宣言した。(H・K)

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