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8・15集会 「団結に生きよう!」が合言葉に



 今年の8・15集会は、「蟹工船」をメインテーマに掲げ、今こそ労働者の団結に生きよう、団結してこの社会を変えようと真っ向から宣言する集会となった。会場の東京・中野ZEROホールには560人が結集。小樽商科大学教授の荻野富士夫さんが、小林多喜二が『蟹工船』で描いたのは搾取階級への憤怒と、団結の思想であることを提起。特別報告に立った民主労総ソウル地域本部のイジェヨン本部長は、韓国と日本の労働者が「それぞれの国のバラバラの組織ではなく、一つの組織に新たに生まれ変わって闘っていけるよう頑張ろう」と訴えた。これを受けて動労千葉の田中委員長は、「私たちの本当の声を大きな声で、包み隠さず、一歩もひかず訴えて、11月1万人結集を絶対に実現しよう」と熱烈に提起した。


 小林多喜二が『蟹工船』で訴えたことは、「固く手を握れ、そしてこの手を離すな!」という団結の呼びかけだった。多喜二と現代をつなぐ核心問題がここにある。そしてそれは、労働者階級の国境を越えた国際的団結へと発展している。集会はこのことを感動的に突き出した。11月集会への総決起と「生きさせろ!」のゼネスト実現へ、大きな突破口が開かれた。
 この日の朝、福田政権閣僚の靖国参拝を弾劾する反戦共同行動委員会のデモには、来日した民主労総の仲間とともに200人が決起した。靖国神社裏手にある法政大学の正門前に集合したデモ隊は、前日強行された3人の学生の起訴に怒りを爆発させ、戦闘的にデモを打ち抜いた。(S)

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