市東さんの農地強奪阻止へ、三里塚緊急現地闘争
11月9日、成田市東峰で三里塚闘争支援連絡会議主催の緊急現地闘争が闘いとられた。
市東孝雄さんにかけられた農地強奪攻撃を絶対に許さない! 怒りに燃えて、85人の労働者・学生が市東さん宅にほど近い開拓道路に結集した。ここは、ジェット機が騒音を立てて走行しているのが間近に見える空港隣接地だ。
三里塚野戦病院の大熊寿年さんが司会として「10月17日の空港会社(NAA)による農地明け渡しの提訴を絶対に許さない!」と第一声を発し、集会が始まった。
三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長が最初にマイクを握り、「NAAに提訴の許可を与えた千葉県の堂本知事は、もともと”環境”を売り物にして当選した。だがこの人権無視、生活破壊の空港こそ最大の環境問題ではないのか! NAAによる常識を無視した詐欺的行為を弾劾する。今日の集会を支援連が主催したことは大変素晴らしい。若者は未来を自分の手で切り開いて闘おう」と訴えた。
反対同盟の太郎良陽一さん、三多摩労組交流センター、関東「障害者」解放委員会などが発言し、全学連の倉岡雅美副委員長は、「空港建設は大破産している。追いつめられているのはNAAだ。法政大でも当局の弾圧に対して一歩も引かない闘いを展開している。動労千葉と反対同盟との労農連帯の発展に勝利の道がある」と闘いの方向を指し示した。
デモは、ジェット機走行の騒音をものともせず、大挙動員された機動隊を圧倒し、天神峰一体にシュプレヒコールをとどろかせて団結街道を北上、成田治安法によって封鎖されている現闘本部建物前を過ぎ市東さんの畑の前に到着した。
ちょうど市東孝雄さんが農作業の最中だった。市東さんが手を休め、大きく両手を振ってデモ隊を激励した。
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