暴言連発する橋下に教育労働者の怒り叩きつける

　11月24日、関西労組交流センタ－・教育労働者部会の労働者を先頭に10人の労働者が、橋下大阪府知事による教育討論会場前に怒りを燃やして登場した。会場前は、朝早くから多数の警察官が徘徊し、「日教組をぶっ潰せ」の横断幕や「日の丸」を持った右翼が押しかけてくるなど、騒然とした状況になった。10月26日の第１回目の討論会での橋下の「１割のどうしようもない先生を排除してください」などの暴言に激しい怒りが叩きつけられたことにビビッた大阪府教育委員会は、今回、ビラ配布やヤジは禁止という措置をとった。こんなことで労働者の怒りが抑えられるものか！　会場内でも怒りのヤジが叩きつけられた。

　私たちは、「橋下の教育非常事態宣言粉砕！」「『君が代』不起立の拡大で橋下を打倒しよう！」の教労部会の横断幕を掲げ、ビラまきを行った。「金融大恐慌に対して労働者は生きさせろ！ゼネストに立とう！」「資本主義を救済するための道州制導入の先兵・橋下打倒！」「教育も含めた大阪府丸ごとの民営化＝公務員労働者の首切りを許すな！」「『公務員労働者・教育労働者はなまけもの』の大ウソを扇動する橋下をストライキで打倒しよう！」と訴え、11・２労働者集会を写真と共に報告したビラ1000枚が労働者の手に吸い込まれた。
　今回の討論会でも橋下は、「競争を否定できるのは絶対に倒産がない公務員だから。それが教員の無責任さだ」と発言した。絶対に許さない！　教育労働者はヘトヘトだ。賃金を５万円も下げ、過労死するほど働かせて、「倒産がないから無責任」だと！　こんな暴言で、教育労働者・公務員労働者と民間労働者を分断して道州制を導入し、労働者にすべての犠牲を押しつけようとしているのだ。私たちは、11月21日の大阪府庁前集会で、公務員労働者も民間労働者も一つに団結して橋下を打倒すると宣言した。21日のデモは労働者の圧倒的な注目を集め、若者が飛び入り参加するほどだった。11・２労働者集会で切り開いた力で大阪から橋下打倒・麻生打倒へと攻め上ると、警察権力や右翼の攻撃をはねのけて意気軒昂と闘い抜いた。（Ｇ）