呉でソマリア沖派兵阻止の連続闘争かちとる!
2月14日の第一弾に引き続いて2月28日、3月1日の土日に、広島の闘う仲間は、ソマリアへの護衛艦の派兵を許さない闘いをやり抜いた。
2月28日には、広島市内で40名の労働者が結集して、百万人署名運動広島県連絡会の主催で「イラク開戦6周年ヒロシマ反戦集会」を開催した。イラク戦争は現在のソマリア派兵につながっている。集会では、ソマリア派兵の現状についての報告と2月21日の広島教研集会闘争で日教組・広教組本部打倒!を宣言して、断固たたかい抜いた教育労働者からの発言があった。
グラグラの麻生やアメリカのオバマをぶっとばそう! 今こそ「生きさせろ!ゼネスト」そのものとして、不起立闘争を拡大しよう! その団結の力の中に戦争を阻む力がある、という提起は、09春闘の号砲として、4大産別の先頭で教育労働者が決起を開始したことを確信させるものであった。また、岡山からイスラム教徒が参加し「兄弟の虐殺に海自が手を染めることは許せない!」と怒りに満ちた発言もあった。
新自由主義の下で「使い捨て解雇」にあい路頭に放りだされる労働者の怒りと道州制・民営化攻撃にさらされている労働者の怒りは一つのものであり、世界の労働者の生きさせろ!の闘いとつながっている。労働者の国際連帯・団結の力だけが戦争をとめられる! 参加者全員がその思いを強くして、市内デモにうって出た。車で渋滞するJR広島駅東側の陸橋を越えて、にぎやかな駅南口を通過して、デモ隊は青年労働者を先頭に元気よく進んだ。路面電車やバス・タクシー待ちの労働者市民の圧倒的な注目と共感を浴びてデモを貫徹した。ビラが次々と受け取られていく。ものすごい勝利感だ! このみなぎる力で海自の護衛艦派兵を阻止しよう。
翌3月1日、快晴。呉市・れんが通りで、広島県労組交流センターと、闘う仲間が「生きさせろ! ゼネストで戦争とめよう」「海自ソマリア派兵許すな!」の横断幕を掲げて街頭宣伝に起った。教育労働者や医療福祉労働者、百万人署名運動の仲間が次々と怒りのアピールを行った。若者が次々と署名に応じてくれた。そして、その勢いで海自呉地方総監部まで、怒りに燃えて呉市内中心部のデモを行った。大音量で市民と自衛官にアピールしながら基地ゲートまで進み、派兵中止の申し入れを貫徹した。
広島県労組交流センターと被爆者青年同盟の仲間が、海自広報官・松下を前にして朗々と申入書を読み上げた。呉闘争の第一弾の行動に参加した仲間からは、前回の申入書をどうしたのかという質問が松下に飛ぶ。「適正に処理しました」などというふざけた回答には非難が集中した。自衛官は労働者の仲間だ、必ず申入書を開示する、ということを確約させた。その後、「ソマリアの労働者人民に銃口を向けるな!」「敵は資本家どもだ、奴らに銃を向けろ」「麻生・オバマをぶっとばせ」「労働者は団結して戦争をとめよう」と断固としたシュプレヒコールを基地にむけてくり返した。
2月~3月、呉闘争は圧倒的に勝利した。この団結の力を全国から結集して呉からの海自ソマリア派兵を阻止しよう!(広島・TO)
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