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裁判員制度反対の東京キャラバンが快進撃

 東京の百万人署名運動の各連絡会が、裁判員制度に反対する「東京キャラバン」をリレーで取り組んでいる。4月1日から21日までの3週間、午前中から夕方まで、毎日の街宣活動だ。すでに約2万枚のビラとリーフを配布し、裁判員法の廃止を求める署名は1万3千人になっている。日々の様子は、百万人署名運動のブログ(http://million.at.webry.info/)に掲載されている。12日、日曜日の東部地域での展開に参加して、労働者市民の関心の高さ、怒りの大きさをあらためて実感した。


 たくさんの人で一杯の上野駅「公園口」では、ビラがすいこまれるように配られた。「裁判員制度に反対するビラです」と言うと、振り返って受け取る人も多い。裁判員法の廃止を求める署名が置いてある机に次々と人が止まり、自ら署名をしていく。署名をしながら「ふざけた制度だ」「問題だらけだ」「絶対におかしいですよ」など、色々な意見を言ってくる。「ぜひ、お近くの人にこのビラとリーフを配ってください」とお願いすると、「自分が住んでいるマンションにポスティングするわ」「近所に配るよ」「親戚や友人に渡す」と言って、数枚~数十枚のビラを持ち帰ってくれる。
 また、「自分のところに候補者通知がきた」「拒否の返信をした」「破り捨てた」「ほったらかしにしているが憂鬱だ」「どうしようか、悩んでいる」と告白してくる人が必ずいる。一緒に拒否しよう、4・21の大集会に参加しようと訴えた。
 街宣をやっている中で、共産党が「冤罪をなくせ!5・20大集会 ―明日からあなたも裁判官?」という集会を準備していることがわかった。駅頭で「良い裁判員制度にして、冤罪をなくそう」と宣伝していた。5月20日は裁判員制度実施予定日の前日だ。これは裁判員制度推進の総決起集会だ、ふざけるな!!! 日共のやっていることは本当に悪らつだ、絶対に許せない!!!
 様々な場所で街宣をやれるのがキャラバン。少なくとも1日3カ所、多い日には6~7カ所で活動している。こうした活動の積み上げは必ず成果がでるものだ。「裁判員制度はいらない!大運動」が主催する4月21日の全国集会(18時半、日比谷野音)の大結集になんとしてもつなげたい。そして、5月実施阻止への”大反乱”を職場や地域から起こそう。(きみ)

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