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狭山第4次再審闘争 水平同盟先頭に要請行動

東京高裁(右)を糾弾し、「国家権力の部落差別を許さないぞ!」「直ちに再審を開け」と叫んで怒りのデモ(8月25日)

高裁の棄却策動許すな

 石川一雄さんの遺志を引き継ぎ、狭山裁判の再審を求めて8月25日、東京高裁包囲・糾弾デモと高裁要請行動が闘われた。
 全国水平同盟杉並支部と部落解放東日本共闘会議が呼びかけたこの日の行動は正午に日比谷公園霞門に集合、デモ前に久原正子全国水平同盟委員長の発言、広島解放共闘の8・6報告、全学連の決意表明を受けて40人でデモに出た。「狭山差別裁判糾弾」「石川さんは無実だ」「日米の中国侵略戦争阻止」などのコールを霞が関にとどろかせた。
 デモ後に東京高裁第4刑事部(家令和典裁判長)に要請行動を行った。副訟廷管理官と主任書記官に対して、水平同盟の田中れい子杉並支部長が中心となり、久原委員長が西郡支部を始め水平同盟各支部の要請書を読み上げ、突きつけた。さらに各地の解放共闘、動労千葉、動労総連合水戸、労組交流センター、全学連など16通の要請が続いた。
 6月の三者協議において「9月までに検察の反対意見書提出」と認めた家令裁判長の卑劣な引き延ばし・再審棄却策動を弾劾し、実力で闘って再審を開かせ部落解放・日帝打倒へ闘う意思を突きつけた。万年筆についての下山鑑定の決定的意義を訴え、警察による証拠ねつ造、国家権力の差別捜査・差別裁判を激しい怒りで徹底糾弾した。
 全学連は「再審を拒否し続けるのは、『良心に従い独立して職権を行う』つもりなど毛頭ないどころか、差別主義者・戦争推進者として中国侵略戦争に突き進んでいくことを公言するものだ」と断罪した。
 要請後の集約では初参加の学生が「怒りと闘いの確信を持った」と語り、初参加の労働者も生涯をかけて部落解放を闘う決意を語った。6・14反戦闘争―8・6広島で国家権力と実力で闘った自信を力にして貫徹したこの行動の成果を、今秋闘争の大爆発に転化しようと誓い合った。(東京西部労組交流センター・A)

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