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市東さん農地裁判、県とNAAを徹底追及

 4月21日、千葉地裁で三里塚の市東孝雄さんの二つの農地を巡る裁判が連続して開かれた(①市東さんが千葉県を訴えた行政訴訟と②NAAが市東さんの農地の明け渡しを求めた民事訴訟=農地法裁判)。


 午前10時半に行政訴訟が開かれた。
 葉山岳夫弁護士が陳述に立ち、農業・農地を守るべき機関が空港の農地取り上げ攻撃の手先となった経緯を追った。06年9月に開かれた千葉県農業会議では、反対同盟農民や支援者が多数傍聴する中、抗議の声を踏みにじって市東さんの目の前で「許可相当」の議決を行ったのだった。こんなものを元にした県知事の許可などまったく違法・無効でしかない。
 そして、このときの農業会議の議事録を証拠として提出を求められると、県は発言者の名前を黒塗り抹消したコピーを出してきた。こんなものが証拠になるか! すべて明らかにせよ。
 11時10分からは同じ裁判長、同じ法廷で農地法裁判が開かれた。
 原告NAAは前回2月に弁護団が出した「賃貸人としての地位をいつ取得したのか」との肝心要の決定的な求釈明に対し、2カ月以上経ってもまったく答えられない。農地強奪攻撃は、次々と矛盾とほころびを露呈している。県知事の違法な許可決定に基づいたNAAの提訴はそれ自体違法だ。今すぐ取り下げろ!
 次回7月21日も裁判が二つ続けて開かれる。傍聴に全力で参加しよう。

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