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名古屋で裁判員制度反対の講演集会とデモ

 5月17日、名古屋で裁判員制度に反対する講演集会とデモ行進があり制度実施反対の行動がマスコミにも大きく報道されました。「裁判員制度はいらない!5・17高山講演会」実行委員会が主催したしたもので、講演には75名、デモ行進にも40名近くが参加しました。


 高山さんは講演で、「制度を実施したら最高裁判所、法務省、国会と日弁連はこれまで以上の怒りに包まれる」「闘いが存在しており絶対反対派が座っているから必ず勝利できる」と全国に檄を発しています。また「裁判員制度が改憲そのもの」「国民の司法参加は大欺瞞である」と賛成派の論理をばっさりと切り捨て痛快でした。内容的にも圧倒的に押しまくっていることを確認できました。
 集会では、主催者から「今日は学習会ではありません。廃止に追い込むための怒りの集会とデモです」と雨空を吹き飛ばしす行動提起があり、参加者は熱心にメモをとるなど講演に集中し、闘いを求めている雰囲気を感じました。
  呼びかけ人でもある地元弁護士会の若手の発言がありました。仲間の弁護士が言っている「ほっておいても数年で破綻する」という論理を批判し、闘わなければ裁判員制度は廃止にできないことを訴えました。
 百万人署名運動愛知連絡会は「改憲はいつか来るのではなく、労働組合や弁護士会など護憲を掲げてきた勢力の翼賛化としてすすんでいる。核を必要とする資本家階級を労働者階級の怒りの団結で打ち倒すことを呼びかけている8・6ヒロシマ大行動に結集しよう!」とアピール。
 実行委員会に参加して運動の前進を担ってきた東海合同労組の仲間から「国鉄分割・民営化と闘わなかった労働組合が資本主義の救済者となって労働者の団結を破壊し、裁判員制度も推進している。新自由主義のもとで法政大学が『警察大学』『監獄大学』となりはて学生の自治や表現の自由まで圧殺している。しかし、裁判員制度と一緒で追いつめられているのは誰かはっきりしている。動労千葉が呼びかけている『国鉄1047名の解雇撤回!』『戦争と改憲のオバマ・麻生打倒!』6・14―15全国集会へともに闘いましょう!」と訴えがありました。「5月21日を制度廃止の日にしていきましょう!」集会アピ-ルが満場の拍手で採択され、デモに移りました。
 デモの先頭には高山さんや地元愛知や三重の弁護士が「裁判員制度はいらない!大運動」の横断幕、何本もの幟を林立させて名古屋の中心街を行進しました。労働者・市民など総勢40名のデモは注目の的でした。
 制度実施阻止へ、東海3県も全国の闘う弁護士、そして闘う労働組合とともにさらに裁判員制度絶対反対の闘いを強化していきます。参加者の熱気とともに私も決意を新たしたこの日の闘いでした。(東海 KZ)

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