国際連帯集会 韓国ゼネストと固く連帯 労働者が主人公の社会つくる
全国労働者集会前日の11月5日、「国境を越えた連帯行動で朝鮮での戦争、改憲と労働法大改悪を阻止しよう! 被曝労働を拒否し原発廃炉の道を切り開こう!」を掲げ、労働者国際連帯集会が千葉市で開かれた。集会は、日韓米独と滞日・在日の闘う労働者300人が一堂に会し、韓国ゼネストとの心からの連帯を表し、全世界で労働者が主人公の社会をつくることを固く誓い合った。
世界の闘いのビデオ上映で韓国革命情勢の息吹が伝わる中、港合同の木下浩平執行委員のあいさつで集会は始まった。
動労千葉の田中康宏委員長が主催者あいさつに立ち、「絶対に戦争を止める。これは労働者の歴史的使命だ」と訴えた。そして日本のゼネストの展望が国鉄闘争の前進にあることを示し、民主労総に全力で応える決意を込め「ハンサンギュン委員長を直ちに釈放せよ!」と声を張り上げた。
●鉄道労組が登壇
連帯のあいさつを、星野全国再審連絡会議の星野暁子さんと福島診療所建設委員会呼びかけ人の佐藤幸子さんが行った。
続いて民主労総が発言に立った。公務員労組ソウル本部長のユワンヒョンさんは、「成果退出制は公務員を政権の下手人に転落させる。非正規職を含む社会的弱者と連帯して闘う時が来た」と11・12民衆総決起への決意を述べた。
公共運輸労組自治体協議会議長のキムドクチュンさんは、非正規無期転換契約労働者が低賃金のままである現状を指摘し完全正規雇用化へと闘っていることを報告した。
スト突入から40日、ゼネストの先頭に立つ鉄道労組から、前テグ車両支部長のイジェシクさんが発言。急きょ駆けつけた鉄道労組ソウル地方本部の仲間たちも登壇すると、会場には割れんばかりの拍手が起こった。イジェシクさんは「成果年俸制は労働組合無力化、非正規職拡大、すべての公共機関の民営化が目的だ」と喝破した。
ソノンによる律動後、ドイツ・レイバーネットのヘルムート・ヴァイスさん、アメリカから鉄道労働者統一委員会(RWU)のジェームス・ウォリスさん、合同運輸労組(ATU)ローカル241のエレック・スレーターさん、運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさんが発言。青年バス運転士で解雇を撤回させたエレックさんは「米大統領選挙に労働者の選択肢はない。労働者の、労働者による、労働者のための政府をアメリカに建設していく労働者階級の大衆行動が始まっている。国際的に腕を組み、資本の時代をのりこえよう」と訴えた。
滞日・在日の闘う労働者からウガンダの民主化活動家、広島連帯ユニオン、関西合同労組阪神支部のホヨンホ支部長、日本から動労水戸の石井真一委員長、ユニオン習志野の菊池晴知委員長、奈良市従業員組合の松本久由さんが発言に立った。
最後に、全日建近畿地方本部の西山直洋書記長が「日本でも安倍打倒へ、韓国に見合う闘いをやろう」とまとめた。
〔写真〕 鉄道労組前テグ車両支部長のイジェシクさんとソウル本部の組合員が壇上に並び、集会参加者とともにトゥジェン(闘争)! (11月5日 千葉市)
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