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11月集会1万へ青森地裁前から闘いを開始

 全国の闘う仲間のみなさん! 青森では9月1日と2日の両日、青森地裁で行われた全国3番目の裁判員裁判に改憲阻止! 戦争絶対反対! の怒りの闘いを叩きつけ、11月集会1万人決起へスタートダッシュを切ったことを報告します。両日は、とめよう戦争への道!百万人署名運動・青森県連絡会の仲間や賛同人が決起し、東京から「裁判員制度はいらない!大運動」の方もかけつけた。2日は朝から「大運動」呼びかけ人の高山俊吉弁護士と織田信夫弁護士も参加、裁判員制度はいらなインコが青森にも断固登場し、圧倒的な存在力を発揮した。


 裁判員制度は「現代の赤紙」であり「隣組制度」だ。国民を権力の側に立たせ崩壊したブルジョア支配を何とか維持しようとするものだ。しかしそれは一方で一人一人が拒否したら裁判自体がストップするという危機をはらんだ諸刃の剣だ。こんなものを絶対に許せないし、必ず粉砕したい! 今回の闘いは、大恐慌への突入と8・30自民党崩壊情勢を受けて、青森の闘う仲間が腹を固めて「よしやろう!」と総決起して勝ち取られた。
 1日目11時、裁判所前は100人近くの報道陣が地裁前に陣取り、2日から始まる裁判の「裁判員選任手続き」に来る裁判員候補者を待ち構えている。裁判所の正面の壁には「わもなも(あなたもわたしも)裁判員!」という横断幕が掲げられている。1回目、2回目の裁判員裁判で制度の矛盾がすでにあらわとなっている。3回目の青森裁判は日帝権力の側にとって「性犯罪事件」を利用しての制度定着化を目指すポイントの裁判だ。絶対粉砕あるのみだ。東京からかけつけた仲間と裁判所前で初めて顔を合わせ、お互いに挨拶を交わし、マスコミのインタビュー対応からのぼり旗・テーブルの設置と急いで準備をし、アジテーション・ビラまきの闘いに入った。「大運動」の仲間は「裁判員制度は国民の権利を踏みにじる制度。廃止するしかない」と訴えた。百万人署名運動の仲間は「戦争動員の裁判員制度は絶対に許せない。犯罪が多発する原因である資本主義社会の破たん的現実を問題にするのではなく、そこから目を背けさせ、労働者同士を権力側の立場から裁きあいさせる。三権分立の建前さえもかなぐり捨てて、裁判所が国民動員の権力機構そのものとして登場しようとしている。絶対に許せない。裁判所の労働者のみなさん。誇りをかけてともに闘おう」と訴えた。ビラはどんどん受け取られた。途中から地元の弁護士、仙台からかけつけた弁護士も参加して1日目の行動を打ち抜いた。この初日の闘いは、各テレビ局の昼・夕方ニュースで取り上げられ、新聞でも各紙で報道され、2日目の行動は労働者・学生から圧倒的注目を受けた。
 「署名あるのか」と自ら署名をしにきた女性がいたり、東北大や弘前大学から行動にかけつけた学生に傍聴券抽選アルバイトの学生が「なぜ裁判員制度反対なのか」と討論を求めてきた。共産党支持という女性が「思想は違うが一致点がある。また話がしたい」と議論になり、ずっと高山弁護士のアジテーションを座って聞いているお爺さんがいたり。ビラは瞬く間になくなり何度もコピーに走った。裁判所前はさながら解放区だ。こうして2日間の闘いを終えた。
 2日間の青森地裁前の闘いが示したことは、8・30自民党崩壊情勢に、労働者階級の怒りと結合できるのは〈絶対反対と階級的団結論〉をもって闘うわが仲間、勢力しかいないということです。裁判員制度反対の闘いも、「絶対廃止」であり、「みんなを信じて一人一人が拒否しよう」と団結の拡大で闘う闘いです。裁判員制度が許せない核心点は、権力が労働者同士を分断し斬り合わせ、「被害者感情」までも利用し尽くしてやろうという薄汚い精神です。だからこそ闘う団結の拡大=人間的共同性の奪還が回答です。
 そして今回の闘いをやりきった核心には、地区の仲間の団結の深化と一人一人の時代に対する決断があります。自民党をぶったおした労働者階級の怒りの先頭にもっともっと立ちきって、青森からも11月集会1万へ突き進みます。共に闘いましょう!(青森・K)

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