韓国で旭闘争勝利報告会 年間の闘いで職場復帰かちとる 動労千葉が連帯メッセージ
8月10日、韓国・クミ(亀尾)市内で「旭闘争勝利報告集会」が開かれ、9年間の旭闘争を共に闘った250人が集まった。日本からも旭非正規職支会支援共闘会議の仲間が動労千葉のメッセージを携えて参加した。
7月11日、韓国大法院(最高裁)で勤労者地位確認訴訟の勝利判決を勝ち取った旭非正規職支会(民主労総金属労組、組合員22人)は8月1日、9年ぶりに正規職として職場復帰を勝ち取った。
2015年6月、旭硝子(現AGC)ファインテクノ韓国で働く社内下請け労働者が労働組合を結成してわずか1カ月後、メール1通で下請け丸ごと178人が集団解雇された。以来、旭支会は工場正門前に籠城(ろうじょう)し、さらに検察庁ロビー占拠や27日間の高空籠城闘争など弾圧にも屈せず団結して解雇撤回を闘い、ついに勝利した。
拍手に迎えられ旭支会組合員が壇上に並んだ。涙をこらえチャホノ支会長があいさつした。「出勤し始めてちょうど1週間、工場内で旭資本と直接闘うことができて幸せです。全職員がいる食堂で食事中の社長に『謝罪しろ』と声を張り上げた時は胸のつかえが下りました」と報告、「この勝利は、近くはKEC支会から日本の同志まで、皆でつくった勝利です。旭闘争に送ってくれた愛情と連帯を、今も路上で闘う同志たちに送ってください。皆で勝利できるように頑張りましょう」と結んだ。
連帯あいさつに立った旭支援共闘会議の沖山芳忠さんが動労千葉の佐藤正和副委員長のメッセージを読み上げた。佐藤副委員長は「旭支会の闘いは、私たち日本の労働者にも勇気を与え、闘いの道を示した」とこれからも連帯して闘う決意を明らかにした。
旭支会を迎えて東京で開かれる8・30旭闘争勝利集会に結集しよう。(旭支援共闘会議・鎌田由子)
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