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トルコで公務員労組がストライキ

 11月25日、トルコの公務員労組(Kamu-sen)と、公共部門労組連合(KESK)が、団体交渉権とストライキ権を求めてストライキに入り街頭デモを展開した。この公務員のストライキは憲法では違法とされているが、労働者たちは警察権力の介入を粉砕して断固たるスト権ストを貫徹した。(写真は、デモ隊を規制しようとして、催涙ガスの一種のコショウ・ガスを吹きかける警察機動隊に投石と旗竿・プラカードで反撃する公共部門の労働者たち)
 

 政府や既成の労組ナショナルセンターも、このストライキをやめるように激しい圧力をかけたが、公共部門の労働者たちは、この圧力を完全に跳ね返した。
 トルコ国鉄の電車は、運転手のストライキで24日夜から25日いっぱい全面ストップした。港湾と空港でも荷扱い作業が完全に停止した。病院も急患以外の受け入れを中止するストライキに突入した。
 政府は2.5%の賃上げで労働者の不満を解消しようとしたが、労働者はこんな額ではとうてい認められないとして政府の提案を拒否した。この闘いは、これまでスト権を剥奪されてきた公共労働者がついに総体としてストライキ闘争に決起したものとして画期的な闘いだ。
 なおこの闘いの主軸の一つを担ったKESKは、DISK(進歩的労組連盟)とともにトルコで体制内派と闘いながら戦闘的な労働運動を展開している労働組合として知られている。(TZ)

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