栃木県内初の裁判員裁判、抗議のビラに大きな反響
12月1日、栃木県内初の裁判員裁判に対して百万人署名運動の仲間と共に断固たる抗議行動を行いました。宇都宮地裁(と栃木地検)こそは、足利事件の冤罪を生み出した張本人であり、裁判員裁判が第2、第3の足利事件を生むことを真正面から訴え、裁判員のための呼び出し状など「赤紙(召集令状)と同じだ」とも訴えました。1日当日の夜の地元テレビ(とちぎテレビ)には、裁判員候補者として呼び出された人たちが百万人署名運動のビラを大事そうに読みながら裁判所に入っていく姿が映し出されました。
翌2日の商業新聞各紙では、「市民が『第2、第3の足利事件を生み出す裁判制度は廃止しかない』『現代の赤紙をみんなで拒否しよう』と訴えた」と、ビラの内容にまで踏み込んで報道がなされました。さらに、候補者となったものの「外れた」人たちのコメントとして、「(候補者通知は)召集令状と同じだと思った」「(裁判を傍聴したが)国を挙げての裁判ショーだと思った」というコメントが各紙(地元・下野新聞と毎日・栃木版)に掲載されました。これらのコメントは、まさにビラに書いてあった内容そのものです。
また、今回の行動に先立ち、11月23日に宇都宮市内で「裁判員制度はいらない!大運動」から弁護士を招いての緊急学習会も開催されました。この学習会の様子も地元・下野新聞にはカラー写真付きで報道されています。
11・1大集会でも鮮明になったように、労働者階級が勝利できる時代の到来が眼前に広がっている時代にあって、まさにだからこそ強行されている裁判員制度(04年に国会で民主党や日本共産党を含む全会一致で決まった!)こそ敵の破綻点に他なりません。この間の街頭宣伝でもこのことを真正面から訴えたことで、共感し、百万人署名運動に新たに「参加したい」という人も現れて来ています。裁判員制度をむしろ闘う労働者の「武器」にして、小沢・民主党=連合政権を打倒し、日本共産党(と一体となっている日弁連執行部)の反革命性を暴き立てていくチャンスだ。このことをあらためて深く確信しました。(栃木・G)
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