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4・28沖縄闘争に向け講演学習会、鈴木弁護士が熱弁

 4月16日、東京都内で「4・28大集会に向けた講演学習会」が開催され、東京・首都圏から100人をこえる労働者・学生が参加して大成功しました。
 「職場から安保・沖縄闘争の炎を! 4・28、日比谷野音を埋めつくそう」と題して弁護士の鈴木達夫さんが講演を行いました。鈴木さんは、70年安保・沖縄闘争を反戦青年委員会代表世話人として先頭で闘った方であり、自らの職場であったNHKの労働組合である日放労長崎分会の闘いをも紹介しつつ、今日の安保・沖縄闘争の意義と労働者の闘いについて語りました。

 鈴木さんはまず「沖縄では今、怒りが吹き荒れている。5・15(72年5・15沖縄返還)体制に対する怒りだ。この怒りに続こう!」と提起しました。さらに、「沖縄で安保、米軍基地との闘いの中軸を担って来たのが沖縄労働者階級であった」と指摘したうえで、全軍労牧港支部青年部が「首切り絶対反対」と「戦争絶対反対・ベトナム反戦」を掲げて71年2~4月に3波の24時間ストを闘いぬいたことを紹介しました。それは労働者に対する首切りと、ベトナム人民の頭上に落とすためにB52爆撃機が大量の爆弾を抱えて飛び立っていくことに対する怒りの爆発であり、この過程で「労働者は死んではならない。死すべきは基地だ」というスローガンも生まれたということです。
 その闘いに決定的な影響を与えたのが67年10・8羽田闘争、佐世保への米原子力空母エンタープライズの寄港阻止闘争、反戦青年委員会の闘いであったということです。ここで鈴木さんはとりわけ声を大きくして、「反戦ということが労働者階級の階級意識形成にとって重要な働きをなす」と、レーニンの言葉も引用しながら、長崎分会の労働者がベトナム反戦やエンタープライズ寄港阻止闘争を通して階級意識を形成していった歴史をエピソードやユーモアを交えて紹介しました。そして重要なこととして「政治闘争を国家権力との闘いとしてストレートに職場に持ち込んでいくこと」「民主党をただちに倒そう」「労働運動においても政治闘争・経済闘争・理論闘争は一体だ」と提起しました。
 最後に「70年においても米帝と日帝の間に矛盾があったが、今の日米帝間の矛盾は当時と比べてまったく質が違う。沖縄は日本革命・世界革命の発火点になっている」「国鉄決戦の爆発こそ、沖縄闘争を全労働者のものにする土台を作り、拡大し、他方沖縄などの反戦政治闘争の前進がまた国鉄決戦の大爆発へと返っていく。同時にアメリカや韓国の労働者との国際連帯を圧倒的に強める」とまとめて提起を終えました。
 その後、参加者との間で質疑応答が行われ、沖縄出身の労働者、青年労働者、法政大学の学生、60年安保闘争や70年安保沖縄闘争を闘った経験をもつ人など、多彩な人が感想や自分の闘い、決意などを語りました。最後に司会が「4・25沖縄では10万人が決起しようとしている。街頭でも職場でも組織化して4・28を沖縄に届く闘いとしてやろう!」と訴えて終わりました。4・28集会の大結集に向け、あと10日間全力で闘いましょう。(HT)

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