仙台での革共同集会、「生きぬく闘い」勝利への決戦方針確立
7月29日、仙台で革共同政治集会が開催され、東北各地から140人が結集しました。首相官邸前20万人決起や7・16集会17万人決起という革命情勢の到来に対して、革共同と労働者階級の新たな挑戦として、10・1外注化阻止を闘おうという決戦方針を鮮明に確立しました。
司会は宮城の青年労働者と福島の女性労働者が務めました。基調報告は岡崎康史同志。冒頭、7月7日に急逝された故阿部宗悦さんを心から追悼し、原発、核をなくし、労働者、農漁民、すべての人々の生活と未来を取り戻すためにともに闘おうと呼びかけました。
そして新たな歴史的情勢の開始は、土台からくずれた資本主義社会を作り直すのではなく、資本家階級がすべてを犠牲にして生きのびようとする帝国主義、新自由主義にNOを叩きつける行動であり、感動を持ってとらえようと提起。次は100万人結集をつくりだそう、それは職場と地域に闘う労働組合を甦らせ、外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働を許さない労働運動を強力につくり出すことであり、10・1JR外注化阻止決戦勝利へ動労千葉、動労水戸、国労郡山工場支部とともに決起しようと訴えました。
資本の復興と非正規職しか生み出さない復興特区との闘い、農漁民の生きていけない怒りは、ますます日帝と非和解になっています。原発と放射能汚染から生活を取り戻す、新自由主義からすべてを取り戻すための共同の拠り所として福島診療所建設を実現する闘いの大前進として、被災地の生き抜く闘いの展望が出されました。
連帯のあいさつには、子どもたちを放射能から守る福島ネットワークの佐藤幸子さんが駆けつけました。佐藤さんは、3・11で時代が変わったこと、色んな立場の人に脱原発を伝えていくために、まずは自分が本気であることを態度で示していくことが大事だと、福島での闘いの報告を話しました。参加者は必死で闘う福島の女たちとともに絶対に原発をなくそうと決意を固めました。
集会のハイライトは国鉄決戦を担う仲間からの発言です。国労秋田闘争団の小玉忠憲さんからは、腐った国労本部から組合を取り戻すと鮮明な決意が語られました。国労郡山工場支部の橋本光一さんは、外注化を絶対に阻止する、そして「みんなは一人のために、一人はみんなのために」という組合を作り出していきたいと訴えました。新潟の国労の仲間は、「外注化阻止ニュース」を配布する中で現場に変化が始まったことを報告しました。
もう一つのハイライトは、各産別、戦線からの決意表明です。マル学同福島大支部を再建した仲間から「敵をあいまいにし、学生の決起を弾圧する大学への怒りを解き放って前進してきた」と感動的報告。星野文昭同志のアピール代読と奪還への訴え。さらに、女性解放戦線、教労、全逓、自治体、NTT、民間、合同労組の仲間から、力強い決意が次々と語られました。
集会を牽引したのは青年・学生でした。農民戦線で闘う青年労働者は、大きな労農同盟をつくりだすために闘いたいと決意表明。新潟の青年労働者は、火を噴くようなアジテーションで多額のカンパを呼びかけました。青森の青年労働者は、核燃を止めるために生きてきた故坂井留吉さんの遺志を引き継ぎ、職場からNAZEN運動を闘うと革共同への入党を宣言しました。宮城のマル青労同の仲間は、一進一退の組織拡大の状況に触れ、自分が革命を起こすんだと変わることで、生きるためにともに進む仲間を獲得していくと熱くアピール。最後に、マル学同東北支部の仲間は、全国学生自治会建設に勝利すると決意を述べました。
情勢に興奮し、時代を自ら切り開く決意にあふれる集会として大成功しました。革共同は労働者階級の党であるとあらためて実感するとともに、闘志むき出しの同志の姿から、革共同、労働者階級の時代がついに来たことを誇らしく思いました。被災地の労働者・学生は、全国の仲間とともに、熱い夏を闘います。(仙台・T)
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