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関空の軍事空港化を企む橋下に抗議たたきつける!

 関西新空港絶対反対泉州住民の会は、12月3日午後、大阪府空港戦略室に抗議申し入れに行ってきた。11月19日に続き2回目だ。2日には下地幹男衆院議員(国民新党政調会長)と阿部知子衆院議員(社民党政審会長)が府庁に来て橋下知事と会談し、米軍普天間基地の一部機能の関西空港への移設問題が話し合われた。11月30日橋下知事が記者会見で「政府から正式に話があれば、基本的に受け入れる方向で検討したい」と、民主党政権に関空移設を誘導していることについて抗議し、米軍基地化に反対するよう強く申入れた。

 空港戦略室からは4人出てきて、若い官僚が答えましたが、核心をはぐらかすふざけた内容だ。「安保・防衛政策は国の専権事項。府が答えられる立場にない」と恥知らずの回答だ。住民の会は怒りまくって「これまで歴代知事は何と言ってきたのか知らないのか! 関空は純粋民間空港、軍事使用はしない、と明確に述べてきたではないか」と批判し、「はぐらかすな! 関空の軍事空港化に反対するのか、賛成するのか、明確に答えろ」と次々に追及した。その間、約1時間半に及んだ。
 住民の会の立場は、「戦争のためにある米軍基地は、沖縄にも関空にもいらない。即時撤退すべきである」ということでである。これまで沖縄名護市の辺野古にも何回も闘争に参加した。宜野湾市にも行ってきた。その結果の見解です。当日は、新聞記者達も来ていて、夕方のニュースになった。
 泉州住民の会は、結成当初から関空の軍事使用に反対してきた。開港から15年目、ついに出てきた米軍基地化問題。計画当初は当時の岸知事も向江市長も「軍事空港論は“ためにする議論”」と言って否定してきましたが、この事態を前にどう責任を取るのか反対するのか。われわれは今こそ労働者、住民と共に強く反対運動を起こしていく決意でである。泉州住民の会を追い出した関実はどうするのか。「米軍基地再編に反対する」「関実は関空闘争の主体だ」と言っていたが、どうしたのか?
 世界恐慌が深まる中、資本主義の危機は底なしに深まっている。帝国主義は民営化と首切り、そして戦争に突入するしかなくなっている。われわれ労働者、住民の闘いは、資本主義を打倒する闘いにどんどん絞り上げれている。関空の軍事空港化との闘いもいよいよ重要になってきた。みなさん、ともに闘いましょう。(泉州住民の会・国賀祥司)

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