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12・3JR西本社包囲闘争に決起、JR体制打倒へ火ぶた切る

 12月3日、関西、中国・四国、東海の労働者・学生130人がJR西日本本社包囲闘争に決起した。国労5・27臨大闘争弾圧裁判の11・27判決の勝利の地平を受け、国鉄1047名闘争勝利、JR東日本の検修全面外注化絶対阻止、JR体制打倒の5カ月間決戦の火ぶたを切った。包囲行動に先立ち、5・27弾圧被告団を先頭にJR西日本本社とJR貨物に申し入れ行動を行った(写真)。「有罪=即解雇」を粉砕されたJR西日本は門を固く閉ざして、申し入れを一切拒否。貝のように閉じこもることしかできなかった。

 誰が勝利者かは明らかだ。われわれは「罰金刑を口実とする新たな解雇策動を許さない。最後まで闘う」と戦闘宣言をたたきつけた。富田益行被告団長は「“私鉄に負けるな!稼げ!”――それが尼崎事故を生み出した西日本の本質だ」とJR体制打倒を宣言した。続いて大阪駅前で、JR西日本本社を弾劾する街頭宣伝を行った。
 午後4時から西梅田公園で総決起集会を開いた。「暴処法」適用と「共謀」を粉砕した11・27判決の勝利で参加者の意気は高い。富田被告団長が基調報告を5点にわたって提起した。①暴処法・共謀を粉砕して勝利したこと。この勝利は1047名闘争の勝利に直結している。すべての弾圧をぶち破る糧になる。②1047名闘争の責任勢力として登場した。4者4団体派との激突に勝ち抜いたゆえの勝利だ。③JR西の尼崎事故を徹底的に弾劾して闘う。分割・民営化との決着をつける大闘争に入った。④JR東によ検修外注化の大合理化を絶対に許さない。奴ら資本家は車両に手をつけた。安全をかなぐり捨てて動労千葉、動労水戸の破壊攻撃にかじを切った。⑤道州制、労組破壊・民営化との闘いは煮詰まった。われわれは一歩も引かず、世界の労働者と団結して闘う。――全体が拍手で応えた。
 次に国労5・27臨大闘争弾圧被告団の東元さん、原田隆司さん、小泉伸さんが登壇し決意表明した。1047名の当該でもある羽廣憲被告は、「1047名闘争に責任をとる」と宣言した。さらに、米子の国労共闘の仲間は、来年の伯備線事故弾劾集会を呼びかけ、動労西日本の青年労働者は「勤務時間外のビラ配りに対する訓告処分を許さない」と、闘う決意を表明した。
 決戦の渦中にある豊中市職、八尾北労組、全学連からの連帯アピールが行われた。最後に被告団の橘日出夫副団長が、「検修の全面外注化は、労働者の団結を破壊する攻撃だ。勝利の鍵は反合・運転保安闘争をJRすべての職場で繰り広げ、平成採の青年労働者を獲得することだ」と鮮明に提起した。集会後、退勤時の労働者の圧倒的注目の中、JR西日本包囲デモを闘った。(関西)

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