南部春闘集会が60人で成功、職場支配に労働者の勝利がある
2月26日、大井町きゅりあんで東京南部・春闘集会が開催され、60人の結集で大成功した。
集会の前段として動労千葉のライフサイクル粉砕のストライキ闘争のDVDが上映された。エジプトにおける青年労働者の闘いと重なって、ブルジョア支配を覆すには、職場生産点を労働者階級が支配するという一点こそが核心にあることに会場は高揚するなか、なんぶユニオン・ワークフロンティア分会の青年の司会で開会した。
今回の集会のメインは、新宿駅で闘う国労共闘の仲間からの発言だった。JR体制の厳しい支配の中で、「4・9政治和解」の大反動と新賃金制度の分断攻撃、外注化・非正規化の矛盾が吹き荒れている。これとどう対決するのか。「ホームにおける長時間の立ち番が安全無視であること」という職場の矛盾を武器に転化し、分会・班で徹底議論し、また東労組の青年たちをもまきこんで、対当局闘争を組織していった。繰り返し行動することでわずかでも譲歩をかちとったとき、それが職場支配にとって大きな前進になったという職場闘争の教訓が語られた。参加者は国鉄全国運動の展望を実感し、初参加の青年が「次の国鉄集会に行きます」と感想を述べた。
続いてのJAL子会社・日東航空整備で闘うなんぶユニオンの仲間の発言も衝撃であった。JALの方針というだけで、経営状態は悪くないのに会社清算・140人の労働者全員解雇が通告された。しかし追及を重ねると、実は会社清算は決定ではなく極めて曖昧で、存続する方向さえ議論されていることもわかった。求められているのは闘う労働組合である。その先頭でなんぶユニオンとして闘い、仲間を組織していく決意が語られた。
さらに動労千葉を支援する会・東京南部、夜勤労働の中で上司の暴力をはねのけて追及行動に立ち上がったなんぶユニオンの青年、自治体職場の労働者、部落解放同盟全国連・品川支部など、南部地域の闘いが青年の職場闘争を先頭にして次々報告され、それが一つに団結し、青年同士の一体感も勝ちとられ、南部交流センターの春闘集会として画期的な成功となった。(東京南部・A)
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