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沖縄国鉄集会 国際連帯の飛躍へ

20150220b-1.JPG 2月15日、「国鉄・分割民営化で不当解雇から28年 沖縄国鉄集会」が沖縄県那覇市の沖縄県青年会館で開かれ、成功裏にかちとられた。集会は国鉄闘争全国運動・沖縄の第5回総会を兼ねて開かれた。
 集会は国鉄闘争全国運動の呼びかけ人であり沖縄中部合同労組副委員長、北中城村議会議員の宮城盛光さんの司会で進められた。宮城さんが冒頭、「2・15国鉄集会への韓国からメッセージ」を読み上げられ拍手で確認された。

 主催者あいさつを国鉄闘争全国運動・沖縄の呼びかけ人の金城幸男さんが行い、「資本主義は労働者を食わせられなくなっている。これは資本主義の破綻だ。動労千葉のように一人の首切りも許さない闘いが重要になっている。この労働運動の原点に立って闘っていこう」と訴えた。
 基調報告をJP労組の松本未土さんが行った。松本さんは28年前の国鉄分割・民営化の本質は、総評とその中軸である国鉄労働運動をつぶして、改憲・戦争のできる国へと転換することにあったこと、この大攻撃に動労千葉は分割・民営化絶対反対を貫き、労働者の団結を守りぬいたこと、そのことによって動労千葉はすべての労働者に「闘えば勝てる」ことを示したことを明らかにした。
 また、大恐慌と戦争情勢の中で、自らの郵政職場の過酷な現実とそれと闘わない体制内労働運動の惨状を怒りを込めて弾劾し、「国鉄闘争、すなわち新自由主義攻撃に一歩もひるまず闘いぬくことが、世界の労働者との団結をつくり出す闘いになっている」と述べた。
 そして、今年の闘争方針を提起し、職場での闘いを軸に沖縄闘争を国際連帯の闘いとしてさらに前進させ、「今年の5・15沖縄闘争を国際連帯の重大な飛躍点として闘おう」と訴え、より実践的には「『動労総連合を全国に』の大方針をありとあらゆる職場で実践し、階級的労働運動を闘う拠点職場、労働組合をつくりだすことだ」と強調した。最後に「闘う労働組合、闘う労働者階級の党をつくろう」と訴えた。
 動労千葉を支援する会・沖縄中部の会、動労千葉を支援する会・電通沖縄、動労千葉を支援する基地労働者の会のそれぞれが1年間の活動を報告し、いずれも組織拡大と拠点建設をめざして勝利的に闘いぬいてきたことを明らかにした。
 職場報告と討論では、IJBS労組の仲間と沖縄南部(一般)合同労組の仲間が、非正規職の職場をめぐる闘いと裁判闘争・労働委員会闘争について報告した。沖大学生自治会の仲間も、自治会をめぐる攻防が果敢に闘われていることを明らかにした。
 IJBS労組の富田晋委員長が今年の5・15闘争に向けてのアピール文を読み上げ、全体で確認された。また、獄中40年・無実の星野文昭さんの「緊急の寒さ対策を求める申し入れ」を集会の名をもって行うことが提起された。この「申し入れ」と基調報告(総会議案)、5・15アピールを集会の参加者の拍手で一括して採択した。
 最後に、国鉄闘争全国運動・沖縄の呼びかけ人である崎浜秀俊さんがまとめの発言を行い、「今日の集会はたいへんすばらしかった。これはここに参加した人だけではなく、もっとたくさん人に聞いてもらいたい。今日の総会は成功した。国鉄闘争に学び立ち上がろう」と語り、ガンバロー三唱を行った。(沖縄・T)

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