国鉄全国運動で地区労復権へ! 精研労組スト先頭に東京北部春闘行動
「労働者の団結で職場に革命を起こそう!」「エジプト革命に続こう!」2月26日、東京北部春闘行動が闘われました。精研労組はこの日朝から執行部を先頭に春闘ストライキに突入。昼休みに経営陣を追及する院内デモと集会、申し入れ行動を貫徹。これと一体になって北部の労働者が病院を包囲!(写真)。「春闘の回答の引き延ばしは許さない!」「団交の盗聴行為を許さないぞ」「早く欠員を補充しろ!」「人件費削減攻撃を許さないぞ!」と叩きつけられるシュプレヒコールに、弾圧体制を取っていた経営陣は動揺し、申入書の受け取りすら拒否。さらに怒りを爆発させ、院内外がまさに一体化して闘う春闘復権の闘争となりました。
若い看護師など労働者が職場から駆けつけ、昼休み2回の院前集会と行動に参加した人数は100人にのぼりました。
この熱気さめやらぬ中、屋内での春闘集会に入りました。精研労組青年部長が基調報告を行い、職場の激烈な資本との攻防にふまえつつ、「労働組合の団結を解体する4・9政治和解と対決し、あらゆる職場でエジプトのように賃下げ・合理化攻撃と闘おう。これが国鉄全国運動だ」「闘う労組青年部を甦らせよう」と真っ向から国鉄全国運動にこそ展望があると提起。動労千葉争議団の中村仁さんは「個別にかかった攻撃は全体の問題。団結して資本と闘っていくのが労働者の道」、国鉄闘争呼びかけ人の伊藤晃さんが「『和解思想』と対決し、新自由主義と対抗する陣形を創り出そう」と国鉄闘争全国運動の意義を熱く訴えました。
それに呼応して、各職場からの報告が行われました。一陽会労組は、病棟の建て替えに伴う電子カルテ導入がすさまじい合理化攻撃であることを喝破し、反合理化・安全闘争で闘う労働組合を作ると宣言しました。東京北部ユニオンの各分会の発言も大きな前進を感じさせるものでした。タクシー職場からは、資本と掲示板設置などをめぐって数年がかりで資本と原則的に闘い、地道な組合活動の中から組織拡大を生み出している報告。国鉄方式の「いったん全員解雇・選別再雇用」攻撃と闘う福祉現場の分会の闘いにはとりわけ拍手がわきました。さらに、この分会の署名を通して地域の労組や労働者に圧倒的な共感を生みだしている報告、新たな分会を立ち上げたとの発言が続きました。郵政現場の労働者は「郵政資本は『赤字の原因は郵便物が減ったから』などというが真っ赤なウソだ。雇い止め解雇・賃下げなど絶対に許さない。あいつらを刑務所に送ろう」と訴えました。
どの職場においても、国鉄闘争とまったく同じ質の資本との激烈な攻防を闘って組織拡大に打って出ていることがビンビン伝わり、完全に会場全体が一つになりました! これを受けて、動労千葉を支援する会・東京北部代表は「各報告を聞いて、かつての地区労を彷彿とさせた。国鉄全国運動を拡大し、階級的労働運動を北部に作り出そう」、北部労組交流センター代表は「地区に拠点を打ち立て、それに続く第2第3の拠点職場をいたるところに作ろう。今回の集会で、青年部運動の前進を実感した。さらに地区全体の力で青年労働者獲得に入ろう」とまとめが行われました。
交流会は、その場で支援する会への新たな加盟も出るなどさらに盛り上がり、各職場の闘いと国鉄闘争を一体で3月を決戦的に闘おうという決意がみなぎるものでした。エジプト革命に続き、職場を労働者が制圧し、権力を取りに行こう!(北部労組交流センター・K)
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