東京・南部国鉄集会 青年が雇い止め解雇撤回へ闘う宣言
国会決戦の勝利の地平に立って、高まる安倍打倒情勢の一大突破口として、9月27日、品川区内で南部国鉄集会がかちとられ、41人が結集しました。
はじめに、60年、70年をこえる国会闘争のビデオが上映され、労働歌のライブで盛り上がりました。
集会冒頭、主催者から①民主労総ゼネストと連帯して今年こそ11月1万人結集を実現しよう、②地区拠点化のために各職場で闘おう、③労組回りと街宣の先頭に立ち、組織者として立ち上がろう、と集会の方向性が提起されました。
国会決戦、安倍打倒の次の方針は鮮明です。職場からの決起です。10万、100万、それを支える1千万人の怒りの決起を職場=拠点化の闘いと、「スト・ゼネストで安倍を打倒する闘い」です。
集会は、国鉄決戦一色でした。国鉄労働者の多数の参加、そして6人の国鉄労働者の発言はそのことを示しています。国労旭川闘争団の成田昭雄さんは、国鉄分割・民営化が今日の大事故多発を生み出していることを、怒りとともに暴きました。JRの駅で闘う労働者は、秋葉原駅をはじめ都内で進められている駅業務の全面的外注化と闘う戦闘宣言をたたきつけました。南部労組交流センターの代表を務める国鉄労働者からも報告と決意が語られました。圧巻は、JR関連職場の青年による決意表明です。職場の労災隠しを弾劾したことによる雇い止め解雇を絶対に許さず、解雇撤回まで闘う宣言が発せられました。
集会の基調は、動労千葉の長田敏之書記長の講演です。10・1外注化=非正規職化絶対反対のストライキの闘いは、同時に、戦争を止める労働組合の闘いとなっていきます。
教労の仲間からは、「既成労組の屈服を許さず、『教え子を戦場に送るな』の闘いを今こそ闘おう」と決意が明らかにされました。
集会のまとめに立った国労の吉野元久さんは、「動労千葉労働運動と一体になって新たな労働組合を東京からつくりあげる」と戦闘宣言を発しました。動労千葉を支援する会・東京南部の労働者は「動労総連合を東京に建設しよう」と呼びかけました。
最後の「団結がんばろう《では、青年労働者が「国際連帯と職場からの決起で11月総決起を!《と訴えました。司会をはじめ集会の全過程を青年が担い、牽引(けんいん)したことは決定的です。
南部国鉄集会は、かつてない国鉄決戦路線で団結し、11月に向かって全集会参加者が猛然と職場と地域で組織することが勝利の道であることを確信し、熱い集会となりました。
この記事へのコメントはありません。