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9・27茨城国鉄集会、出向延長に怒り爆発

20151001g-1.jpg 9月27日、茨城県土浦市で国鉄闘争全国運動の「解雇撤回・非正規職撤廃・被曝労働拒否 たたかう労働者集会」が開催された。強制出向の3年延長と事故続出という非常事態に動労水戸のストライキ決起を翌日に控え、緊迫した空気の中、県内から50人が参加した。
 司会は地元土浦の青年労働者が担った。まず、西部ユニオン・アメリカンアパレル分会の織田翔子書記長が登壇。織田書記長は、「動労水戸の被曝労働拒否のように、国家と真っ向から勝負して職場で闘えるのが格好いい」、「全員非正規・若い子・外資系」の困難に、給料明細の見せ合いから始めて、仲間と団結をつくり闘いを開始したと語り、職場で労働組合をつくる闘いを生き生きと展開した。

 そして、ハナコ分会長の解雇撤回までの2年におよぶ闘いで、労働委員会闘争に勝ち抜き、「闘いが面白くなってきた」「現場での力関係を変えて、職場は私たちがまわしているんだ」と実感した。当初は「非正規でも闘える」だったが、今は「非正規だから闘える、非正規労働者が決起したら社会は止まってしまう」と確信をもって言い切れると語った。
 続いて、動労水戸の石井委員長が「国鉄分割・民営化とは何だったのか」と歴史的に解き明かし、動労水戸を結成して絶対反対の路線を全組合員の団結した闘いでつくり上げてきたことを明確にした。
 安倍政権による安保戦争法案の強行採決と国会を取り巻く全学連を先頭にした闘いに動労水戸が立ち上がったことを紹介し「国鉄闘争をめぐる党派闘争に勝利したわれわれこそ、日本共産党スターリン主義とシールズ指導部の裏切りを弾劾し開始された闘いを発展させていこう」と力強く呼びかけた。
 ソリダリティの合唱をはさんで、後半の冒頭、動労水戸土浦支部の曲山安夫さんが、土浦運輸区構内でのJRとMTS(水戸鉄道サービス)による、無資格者に運転させるという前代未聞の大事故を暴露弾劾した。3年の出向期限を守らず、延長を通告してきたJRを絶対に許さないと満場が震えるような怒りを表明した。「同じ仕事をしていて、責任も同じなのに賃金は半分以下だ。MTSの労働者もJRに採用せよ、と闘っていく。現場を回しているのは俺たちだ」と誇り高く宣言した。
 3人からの提起を受けて、会場からの質疑と発言が続いた。星野闘争、滞日外国人労働者、裁判員制度廃止、市東さんの農地を守ろうなどの発言が続いた。いわき合同ユニオンは、解雇撤回闘争と原発労働者との連帯を訴え、県内の労働組合が次々と決意を表明した。
 最後は、JRの青年労働者による団結がんばろうで締めくくり、翌28日の動労水戸ストライキへの決起を誓い合った。

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