埼玉国鉄集会 「ストへの共感が広がっている」
9月27日さいたま市における国鉄集会は、40人の参加で大成功した。
司会を会社の激しい組合つぶし攻撃と闘っているさいたまユニオン大石運輸分会の笠松書記長が務めた。笠松さんは、本来のトレーラー運転から外され、毎日草むしりや掃除などの業務を命じられ、7万円以上の賃下げが強いられているが、元気いっぱいだ。
冒頭、鈴木コンクリート共闘会議代表呼びかけ人の花輪不二夫さんが連帯のあいさつ、「闘う労働組合をよみがえらせよう」と呼びかけた。
12日にストライキを闘った動労連帯高崎から鈴木組合員、木村組合員が発言し、「ストへの共感が広がっている。声をあげようという空気になっている」「生まれて初めてストをやったが、支援に涙が出るほど感激した」と語った。
さいたまユニオンの田畑委員長が集会の基調を提起。「国会闘争で大動乱の時代が始まった。問われているのはストライキと国際連帯で闘う労働組合の登場だ。合同労組は動労総連合の全国的建設と並ぶ両輪だ。動労連帯のストに続いて、ストを闘える埼玉ユニオンを大きく拡大していく」と訴えた。
国会闘争の記録ビデオの上映ののち、鈴木達夫弁護士が「国会闘争の総括と展望」と題する講演を行った。「60年、70年を超える広がり、深さ、鋭さをもった闘いになっている。70年間踏みにじられてきたことへの怒りが、安倍によって逆なでされ爆発している。革命的左翼の闘い、とりわけ80年代半ばの国鉄分割・民営化闘争で動労千葉が2派のストをやってその後も屈することなく闘ってきたことが蓄積になっている。最高裁は三つの選択肢があったが結局追いつめられて、不当労働行為を認定しながら解雇は撤回しないというデタラメな決定しか出せなかった。動労総連合というストライキをできる実体を持っているという点で60年、70年を超えている。共産党は民主連合政権などと言っているが、「お巡りさん、ありがとう」などというシールズも含めて30年代ナチスのような存在。これとの党派闘争だ。戦争法案の狙いは、韓国のゼネストをつぶすための朝鮮侵略戦争に参戦することにある。選挙で変わるという考えではないが、新しい労働者の政党の登場が求められている。そのために自分は来年の参議院選挙を闘う決意だ」と核心点を提起した。
休憩後、あらためて大石運輸分会、野崎工業分会の仲間が発言に立ち、10月24日の大石運輸包囲闘争への結集を訴えた。
自治体労働者の決意の後、最後に11月集会への大結集オルグが訴えられて、激しく次に向って闘う集会としてかちとられた。
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