小竹闘争勝利!茨城春闘集会 小竹運輸グループ労働組合支援共闘会議を結成
3月9日つくば市内において「小竹闘争勝利!茨城春闘集会」が開催され、地元と首都圏の労働者60人が結集した。動労水戸を軸とする国鉄闘争を土台に、小竹運輸グループ労働組合支援共闘会議の結成が宣言された。
呼びかけ人代表の池田学さん(動労水戸)は「小竹闘争は長い闘いになります。共闘会議の発足は歴史的です。勝利まで責任を果たします」と厳粛な開会あいさつを行った。
藤田城治弁護団長は「資本の側はものすごい危機感で組合をつぶそうとしています。正直、大変な裁判にかかわったと思ったが、だからこそ負けるわけにはいきません」と長期戦に向け、支援と応援を呼びかけた。
特別報告として、小竹労組組合員が全員登壇、「運輸業は社会の縮図です。生活は困窮しているがあきらめない。人間の尊厳を守る闘いだと思う。必ず結果を出して、みんなが笑って生きられる社会をつくりたい」「小竹の闘いは権力との闘いだ。世の中をひっくり返していこう」と全員が熱烈に訴えた。
続いて、動労水戸平支部の川俣辰彦さんから、いわき闘争報告と宮城交通のバス事故への弾劾、3・11郡山への呼びかけの発言を受けて、全国労組交流センター代表の辻川慎一さん(動労水戸副委員長)が基調報告に立った。「小竹の皆さんは、次から次へと攻撃がかけられ、今は苦しいかもしれない。だけど団結すれば絶対に勝てる。同じ原型が国鉄分割・民営化との闘いの中にある。動労水戸も出口が見えず、耐えて、生き残ってきた。ここからすべてが始まる。いろいろあったが、動労水戸の組合員が最後的に固まった時に、敵が崩れてきた。敵を見すえ、腹をくくることが大切。そして自力・自闘が基本。小竹支援共闘の闘いを、交通・運輸の全体に広げよう。10から100、1000へと闘いを広げていこう!」との核心を突く提起を、参加者全体がガッチリと確認した。
カンパアピールに続き、参加各団体より連帯と春闘を闘う決意が次々と表明された。
長時間労働・過労死、低賃金と闘う小竹闘争は、県内外の労働者、とりわけ運輸・建設労働者に限りない勇気と希望を与えている。資本による徹底した労組破壊攻撃に対し、「絶対に負けられない! 絶対に勝つ!」闘争として、長期に闘い抜く支援共闘体制をつくっていくことを総意で確認した。14春闘で歴史的な一歩を力強くふみだした。ともに勝利まで闘い抜こう。(茨城・W)
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