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広島・草津病院で解雇撤回のストライキに決起!

 広島連帯ユニオン草津病院支部は、本年1月末で定年を迎える組合員への再雇用拒否=解雇攻撃に対して、1月30日、解雇撤回・再雇用を求めて職場でストライキを貫徹した。草津病院の定年再雇用制度は、長年勤めてきた職場の熟練労働者を低賃金・非正規雇用化する攻撃であり、今回の解雇攻撃は、何よりも組合員を職場から排除する組合潰しの攻撃だ。絶対に許せない。病院に逆らう者、病院が「役に立たない」と判断した者、何よりも闘う組合員を職場から排除していく攻撃であり、現代のレッドパージそのものだ!

 スト当日、広島連帯ユニオンと広島県労組交流センターなど20人の支援の労働者は、草津病院支部の職場の朝ビラと呼応して、職場の最寄り駅であるJR新井口(しんいのくち)駅頭でのビラまき宣伝活動に決起した。「ストライキ決行」という声に多くの労働者がビラを受け取っていく。職場では「本日ストライキ」という支部の朝ビラ配布に対して、病院当局が妨害に出てきた。組合員のクビを切っておいて何が「規則」か! 解雇される当該の労働者や支部組合員が、妨害に出てきた管理職に詰め寄った。労働者の怒りをなめるな!
 スト指令を受けた労働者は、8時30分の始業開始と同時に断固として「ストライキ」宣言を職場の仲間に発して、ともに闘おうと訴えた。その後、病院前で支援の労働者と合流してスト突入集会を開催し、病院に向けて怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
 スト決行後、支部の仲間は、病院への申し入れ行動を行い、病院に対して、解雇撤回の怒りの要求書を突きつけた。管理職は右往左往し動揺を隠せない。ここでも解雇された労働者の怒りが爆発した!
 草津病院の「評価制度」も、労働者を分断支配し、労働者の階級性を奪い団結を破壊するためのものだ。さらに「評価制度」と「定年再雇用制度」をリンクさせ、5段階評価の「標準」の評価を定年前に取らないと定年再雇用されない制度にされている。定年直前になっても職場の仲間と競争させられる、組合の方針で闘ったら解雇、こんな制度は粉砕あるのみだ!
 ユニオンは、この悪名高い評価制度に反対して、「目標」と「自己評価」の提出を拒否する闘いを貫いてきた。そのために一時金の著しい減額の攻撃を受けたが、これもはね返してきた。労組のこの不屈の闘いを恐れた病院は、「人事考課規程」を改悪して、「提出拒否者は評価を自動的に2段階下げる」とした。これを根拠に今回の当該組合員への解雇攻撃が行われたのだ。この闘いは、人事評価制度やシニア、エルダーなどといった定年再雇用制度との闘いであり、全労働者にかけられた新自由主義政策とのたたかいそのものだ。
 草津病院の組合員への解雇攻撃は、医療の民営化・規制緩和の中で強行されている。まさに今、ストライキに起ちあがる動労千葉をはじめ動労総連合への組織破壊攻撃、また八尾北労組をはじめ全国で道州制-民営化・非正規雇用化攻撃と闘う労働者にかけられたのとまったく同じものだ。草津病院支部の解雇撤回闘争は国鉄1047名解雇撤回闘争を職場で闘うものであり、JR鉄道検修業務全面外注化攻撃と同じ新自由主義の攻撃を職場で粉砕していく闘いだ。2・13東京・代々木公園に結集して、JR東日本本社へのデモでJR体制を粉砕し、その力で民主党・連合政権を打倒しよう!(OT)

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