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東北石けん労組、解雇1周年弾劾行動打ち抜く!

 2月26日、東北石けん労働組合は、昨年2月末の全員解雇から1年、解雇撤回闘争を貫く意志を固めて地域の仲間と共に1日行動を打ち抜いた。
 朝8時より仙台市役所前にて、仙台市職労の仲間も参加して街頭宣伝。解雇1周年を弾劾し、畑惣商店・畑と東北石けん・佐藤を打倒する怒りのビラが次々と出勤してくる労働者に手渡された。この日初登場した大きな横断幕を、通り過ぎる労働者市民が食い入るように眺めていく。福島の仲間も合流して仙台市内中心部を労働者の怒りの声が制圧した。その後、場所を名取市愛島台に移して新工場門前闘争が闘われた。

 全金本山労組の仲間が用意してくれた宣伝カーのスピーカーから、大音量の怒りのシュプレヒコールがたたきつけられる。会社はたまらず慌ててすべてのシャッターを閉め切る狼狽ぶりだ。
 門前闘争は、圧倒的な勝利感をもって勝ち取られた。何よりも解雇から1年、労組が団結を固めて闘い続けていることが決定的だ。もうつぶれてしまっているはずの労働組合が、元気いっぱいに地域の仲間と共に門前を制圧している事実を、会社はまったく理解できない。どちらが勝者でどちらが敗者なのか、門前での対峙の中で一目瞭然だ。この間の地労委の審問の過程で、畑と佐藤の不当労働行為はますますはっきりした。中でも新工場オーナー・畑文雄こそ解雇の張本人であることは明白となった。解雇の撤回以外に、畑が責任追及から逃れる道はない。
 門前集会では、福島合同労組、福島労組交流センターから、熱い連帯の訴えがなされた。地元宮城からは、全金本山労働組合、あいコープ労組、みやぎ連帯ユニオンが次々と発言に立った。すべての仲間が、東北石けん闘争の中で労働組合のあり方を実感し、闘う決意をうち固めてきたことを語り、第2次国鉄決戦を基軸とした2010年決戦に勝利しよう、すべての職場に闘う労働組合を作り出そう、と意気高く訴えた。
 さらに当該と支援の仲間は、畑文雄の地元である仙台市長町の中心部・長町モール前に移動した。畑を徹底的に弾劾する訴えが響き渡った。ビラを手にして、「『釜出し一番』の石けんが倍以上の値段になった。儲け第一など許せない」という声が続出、「首切りまでやっているのか」と怒りの反応が返ってきた。
 東北石けん労働組合は、解雇から1年、今春第2次国鉄決戦を基軸とした2010年決戦を闘い、必ずや勝利する。3月7日の動労千葉を招いた東北春闘集会に結集し、3月12日の地労委闘争、4月2日の「解雇1周年弾劾・東北石けん闘争勝利総決起集会」を闘い抜く。国鉄1047名闘争破壊策動を許さず、ともに解雇撤回闘争の歴史的な爆発の先頭で闘う!(東北石けん労組・H)

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