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3・28三里塚現地に寒風つき1530人が総決起!

 3月28日、三里塚芝山連合空港反対同盟主催の全国総決起集会が成田市天神峰の市東孝雄さんの畑を会場に開催された。真冬並みの寒風が吹きすさぶ中、全国から1530人の労働者・農民・学生・市民が、団結街道廃道化攻撃に対する怒りを燃えたぎらせて駆けつけた。
 正午、萩原富夫さんの司会で集会が始まり、森田恒一さんが開会宣言を行った。主催者あいさつに立った北原鉱治事務局長は法大で続く学生弾圧を強く批判した上で、団結街道破壊攻撃の激化に対し「そこに市東さんの住居があり農業を営んでいる。その生活道路を破壊するとは人間のすることか!」とひときわ強く弾劾した。

 萩原進事務局次長が基調報告を行い、「①NAAは1本の滑走路に3本の誘導路を造るなど常軌を逸した攻撃に出てきた。こんな破綻した空港をぶっつぶして社会を変えるしかない。②労働者と農民が連帯して闘う。検修業務外注化と闘う動労千葉と共同闘争で、JR東日本会社を打倒する。③軍事空港粉砕の闘いを。米軍基地撤去を求める沖縄の闘いと連帯する。④4~5月三里塚現地闘争を闘う。緊急闘争、場合によっては全国闘争の召集も。団結街道廃道化を実力闘争で粉砕し秋の10・10全国集会に総決起を」と呼びかけた。
 特別報告に立った動労千葉の田中康宏委員長は、中野洋前委員長の遺志を引き継ぎ、反対同盟との労農連帯を発展させ三里塚を闘うことを誓った上で、1047名問題での「和解」が国鉄分割・民営化の暴挙を居直り、労働者の誇りを奪い屈服させる攻撃であることについて警鐘を鳴らし、国鉄闘争の継続発展を呼びかける新たな全国運動を提起した。
 天神峰の市東孝雄さんは、「農地取り上げに反対する会」とともに登壇し、団結街道廃道化は「絶対に受け入れない」と小泉市長らへの強い怒りを表明し、「いざ決戦の時には必ず駆けつけてください」と激しく訴えかけた。菱田の鈴木謙太郎さんは「団結街道廃止阻止!特別決議」を力強く読み上げ、参加者全員の大きな拍手で確認された。
 反対同盟顧問弁護団はこの日参加した全員が登壇・発言し、事務局長の葉山岳夫弁護士は「団結街道廃道化は地上げ屋、暴力団の手口」と激しく弾劾し、市東さん農地裁判を全力で闘うとともに「勝利のかぎは実力闘争だ」と強く呼びかけた。婦民全国協は国際婦人デー闘争の成功を報告し、三里塚と国鉄1047名闘争の先頭に立つ決意を明らかにした。全学連の織田陽介委員長は、「第3誘導路で市東さんの家と畑を空港内に囲い込むことなど絶対に許さない。実力で粉砕する!」と怒りをあらわにし、4~5月沖縄闘争に立ち上がることを強く訴えた。
 集会後、ますます強くなる寒風に旗やのぼりをなびかせてデモに出発した。東峰部落に差しかかると手の届きそうな間近な頭上をジェット機が轟音で飛来する。そして天神峰の市東さんの居宅前を通り団結街道を北上。このデモコースを何度歩いただろうか。市東さんは毎日ここを通って畑に行っている。天神峰に援農に入れば必ずここを通る。まさにこの道をNAA、成田市長、市議会、警察らが結託して封鎖し破壊しようとしている!
 デモは現闘本部前の市東さんの南台の耕作地に到着した。本部建物は周囲の竹が伐採され、多数の機動隊、私服刑事がデモ隊を近づけさせまいと張り出している。まさにこの場所が労農学と国家権力との白熱の攻防点なのだ。反対同盟とともに、市東さんの畑を、現闘本部を、団結街道を絶対に守りぬこう!(TN)

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