6・13大集会へ全国キャラバンがスタート!
5月22日新宿西口で、労組交流センターが6・13全国大集会を呼びかけた。小型ながらアピール度の高い宣伝カーを作成しての登場。キャラバンがいよいよスタートだ。道行く人々に、タブロイド判が次々と手に渡る。「解雇撤回」「鳩山打倒」に注目して、向こうから手を出して来る青年が多かった。緊急で今日は数人による訴えとなったが、チケットが10枚以上売れ、カンパは7000円以上、新宿区労連、都高教の労働者も署名し公表OKと胸を張った。
「次々に派遣社員にして、労働者のきずなを奪った」「動労千葉は5派のストライキで検修外注化を阻止した」「民営化されてから事故が多発している。腐った電柱に登らされて死亡した仲間や、尼崎事故の追悼式でJRの労働者が殺された」。呼びかける熱い演説に聞き入って、拍手が起こった。さっとテーブルのカンパ箱にもお金が寄せられた。国労の仲間は、カバンに常につけている「NRU」を示し、「このままじゃ納得いかない」と署名した。
「国鉄闘争の火を消すな」の闘いは国鉄分割・民営化を知らない世代の心も揺さぶり、勇気づけている。「首切り自由を認めない正義の闘い、解雇撤回」「解雇撤回で闘うことなしに、青年の未来はない」の訴えに、圧倒的な支持を署名で寄せてくれた。
いくつもの討論の輪ができた。青年からは、「でも、どうしたら闘えるのか。」「敵が誰かわからなくなっている。」「民主党の次は何なのか」と真剣な討論が行われた。国鉄分割・民営化が出発だった、労働者の運動をつぶすことで民主党は生き延びようとしている、ということが分かって、6月13日には文京シビックホールの集会に行きます、となった。民主党への怒りはすごい。「自民党はダメだが民主党もダメだ。時給800円でやってられるか! 食っていけない。怒り爆発だ」という迫力ある声も寄せられた。
高校生も注目し、沖縄、日米安保やユーロ・株の暴落について、「戦争しなくては資本主義が限界なら、マルクスしかないですね」と討論となった。「北朝鮮を攻撃したい」と大声で言ってきた人が、「それは結局戦争をやって軍需産業を儲けさせるだけ。軍事占領する野蛮な考えで、正義などないのではないか」と問いかけると、「そうかもしれない。考えてみる」とこちらのビラを受けとり帰っていった。
職場を拠点に街頭へ! 多くの仲間に労働運動で世の中を変えることができるという展望を伝えることができた。「青年をつかめる」「国鉄闘争はやれる」という確信をもつことができた手応えのある街頭宣伝だった。大激動を開始した情勢をしっかりとつかみ、自信をもって6・13集会を訴えよう。(東京・Y)
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