「労働者の団結で核をなくそう!」 8・6ヒロシマ大行動に1800人
8月6日、「全世界の労働者・民衆の団結で核をなくせ! 改憲・戦争をとめよう! 被爆65周年 8・6ヒロシマ大行動」が広島県立総合体育館小アリーナで開催された。全国から参加した労働者・学生は1800人にのぼった。
集会は冒頭、被爆者と被爆2世からの訴えから始まった。今年は平和記念式典に、首相の菅とともに、アメリカのルース駐日大使を始め米英仏の核大国代表が初めて参加した。被爆者・被爆2世は口々に「オバマの『核なき世界』は大うそ。実際にやっているのは新たな核戦争の準備だ」「菅は辺野古新基地建設を宣言するとともに、原発建設や原発輸出を推し進めている」と弾劾した。
島根と青森・六ヶ所で原発反対運動を続ける仲間、沖縄で米軍基地建設と闘う労働者が発言。「国鉄分割・民営化反対! 1047名解雇撤回!」全国運動の中心で奮闘する動労千葉争議団の高石正博さんや教育労働者、自治体労働者、獄中36年目に入った星野文昭さんのメッセージや、裁判員制度と闘う弁護士の発言などが続いた。
とりわけ大きな拍手で迎えられたのが、8・6に参加するため初来日したドイツの3人の学生だ。昨年の11・1全国労働者総決起集会で築かれた国際連帯闘争がさらに広がり、教育の民営化と対決する日独の学生・労働者の国際連帯をつくり出している。広島大学、法政大学の学生の発言を受け、参加者はデモに飛び出した。
「戦争反対!」「核をなくそう!」。炎天下、熱気に満ちたデモ隊列が広島一の繁華街を進んでいくと、沿道はものすごい注目だ。元航空幕僚長の田母神俊雄が6日夕方から行う「ヒロシマの平和を疑う!」講演会を弾劾するチラシも次々と受け取られ、10代、20代の学生や青年労働者がどんどんデモ隊列に飛び入り参加した。
参加者は最後まで、「この労働者の国境を超えた団結があれば、戦争をとめ、核をなくすことができる」「労働組合をめぐる攻防が一切を決める。職場闘争を巻き起こして仲間を組織し、11月労働者集会に駆けつけよう」と熱い思いで闘いぬいた。
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