東北石けん労組、地労委1日行動打ち抜く!
東北石けん労働組合は10月6日、結審の近づく中、国鉄全国運動の大前進と11・7集会1万人結集の闘いと一体のものとして、地労委1日行動を闘い抜いた。朝8時からの愛島台新工場門前では、当該・支援が年休を取って結集し、会社の110番通報で駆けつけた警察権力の介入・弾圧をはじき飛ばして、畑惣商店・畑文雄、東北石鹸・佐藤吉範に対しごうごうたる怒りのシュプレヒコールを叩きつけた。正午には場所を仙台市役所前に移しての街頭宣伝。用意したビラがあっという間になくなり、通りかかった人が声をかけてきて、討論の輪がいくつもできる。「石けんの値段が2倍にもなって許せない」、「首切りとはひどい。頑張ってくれ」、更に自ら1000円札をカンパしていく人も。みんなが怒っており、地熱が高くなっている確信を街宣参加者全員が持った。
午後2時からは新たに駆けつけた支援の仲間も加え、大詰めを迎えた地労委での調査に臨んだ。東北石鹸・佐藤吉範は、新たに苦し紛れのウソの書面をまたもや出してきた。「組合の求めに応じて休憩室をつくり、組合事務所として提供した」というのだ。馬脚を現すとはこういうことを言う。休憩室がつくられた時点で組合はまだ結成されていなかった! それどころか、組合の結成と要求書提出に激怒し、他ならぬこの休憩室で「廃業=全員解雇」を怒鳴り散らして組合提出の書類を突き返し、組合の解散を迫った者こそ、佐藤吉範、おまえではないか! ウソもいい加減にしろ!
調査の場においては、さらに決定的な追及がなされた。株式売買合意を破棄し、東北石鹸佐藤工場とはまったく関係なくなっていたはずの畑が、佐藤工場のゴム印・印鑑を使っていた疑いが濃厚になったのだ。畑文雄側提出書類の書面に使われている「(有)東北石鹸佐藤工場」の会社名ゴム印・印鑑と、佐藤側提出の書類に使われているのゴム印・印鑑はまったく違う。合意解約後においても業者との契約内容変更の書類に、畑が自らつくったゴム印・印鑑が使われている。合意解約後も、畑は自らつくった東北石鹸のゴム印・印鑑を使っていたのだ。関係ないどころの話ではない。
新工場からの組合排除・組合つぶしを決断した畑が、自らの主導で別会社として東北石鹸の事業を継承するために動いていたことの決定的な証拠である。「別会社で東北石鹸とは無関係」、「組合員の雇用の義務など存在しない」と強弁していた畑側の主張がガタガタに崩壊し始めたということだ! 「ゴム印は重要ではない、印鑑だ」と言っていた畑・佐藤双方の弁護士も、印鑑が違うということを突きつけられ、顔面蒼白となった。
一切は明白だ。畑と佐藤が、弁護士などもかき集めて共謀し、組合破壊、排除を目的として佐藤工場の業務の一切を継承して新工場を建設し、立ち上げたということだ! 絶対に許さない! わが労組は、この日の闘いに続いて、国鉄全国運動の大前進の先頭に立ち、11月1万人結集へ全力で闘う!(東北石けん労働組合・洞口明)
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