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KECでは「座り込み解除」を条件に本交渉開始

s20101104c-1.jpg KEC資本は、金属労組亀尾(クミ)支部KEC支会に対し、労組が先に工場占拠座り込みを解くことを条件に本交渉に出ることを提案。金属労組とKEC支会はこれを受け入れ、11月3日午後、KEC前でKEC支会と金属労組組合員ら3000人を集めた「KEC闘争勝利のための金属労組決議大会」(写真)が進行する中、午後4時、工場占拠を解除すると同時に本交渉が始まった。
 会社交渉代表は去る6月30日に職場閉鎖を断行して以来、交渉だけでなく労組とのいかなる対話にも応じなかった。さらに10月30日には金属労組亀尾支部のキムジュンイル支部長を交渉の席に誘い出し、警察に売り渡すという卑劣きわまる暴挙を行った。この謀略が、キムジュンイル支部長の焼身事態を引き起こしたのだ。 

s20101104c-2.jpg パクユギ金属労組委員長は、「キム支部長焼身に対する真相究明と警察庁長官退陣闘争は継続する」と強調するとともに「ストライキ140日ぶりに正式対話をしようということだけ合意しに過ぎず、労使の立場の差は相変わらずだ」と付け加えた。現に事実上の初交渉として行われた3日の交渉でも、会社側はキム支部長への謝罪の一言もなかった。
 金属労組は10月31日からキムジュンイル支部長の入院先の病院前で座り込み、キャンドル集会を開くとともに、「政府と公権力の過度な労使関係介入がキムジュンイル亀尾支部長を焼身まで追い詰めた」として「KEC民主労組死守のために金属労組のすべての力を集中させよう」と、G20首脳会議が開催される11日にゼネストを行うことも決めた。この闘いが本交渉のテーブルを実現したのであるが、これをどう進めることができるかは労組の力勝負だ。
 チョンテイル烈士の母・イソソンさんは、入院しているキムジュンイル支部長を見舞いに訪れ、その手を握って「生きてくれてありがとう」「頑張れ」と励ました。さらに金属労組に対し、「ともに闘えば勝てるんだ。やるだけやらなければ」と檄を飛ばした。(M) 

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