1. HOME
  2. ブログ
  3. 金属労組が現代非正規闘争支援の嶺南圏決意大会

金属労組が現代非正規闘争支援の嶺南圏決意大会

s20101120c-1.jpg 11月19日午後、金属労組は「不法派遣正規職化のための嶺南(ヨンナム)圏金属労組決意大会」を開いた。千人余りの労組幹部と組合員らが参加し、現代自動車の蔚山(ウルサン)工場で工場占拠座り込みを続ける非正規支会組合員らの闘争支援に立ち上がった(写真①②③)。真相調査団を設けた民主労働党などの野党議員団は第1工場で組合員らと面会した後、決意大会に臨み、「私たちの希望の根拠は判決文に書いてあるのではない。正規職と非正規職の差を飛び越えることにある」(イジョンヒ民主労働党代表)、「この闘争は単に現代車、蔚山だけの問題でなく850万非正規職の問題だ」(チョスンス進歩新党代表)と訴えた。 

s20101120c-2.jpg だが、議員団を案内して自らも初めて第1工場を訪ねた金属労組現代自動車支部のイギョンフン支部長は「非正規職支会に要求する。この事態が早く決着するように、私たちが経験した(2005年の)闘争を踏襲しないようにしてこそ展望がある」と、工場占拠闘争に対する批判的立場を隠そうともしなかった。
 一方、第1工場で座り込み中のイサンス非正規支会長は電話を通じて参加者にアピールした。「私たちの闘いには正当性がある。必ず工場を死守して現代資本に降参させる」と宣言し、「ストライキ闘争を準備中の2、3工場の同志たち、そして連帯闘争を展開している同志たちに感謝を申し上げ、必ず勝利して一堂に会するその日まで闘おう!」と呼びかけた。
s20101120c-3.jpg ゼネストを含む総力闘争で現代車非正規職を援護すると宣言した金属労組パクユギ委員長は、早急な非正規職の正規職化を要求し、「使用側は非正規職の正規職化にかかる1380億ウォンがないと言うが、それなら現代建設の5兆1000億ウォンはどこから出てきたのか」と弾劾し「結局、私たちはともに手を握って闘っていく以外にない」と語った。集会では「救社隊および公権力が鎮圧に出るならば直ちに全面ゼネストに突入する」ことが決議された。
 19日夜、現代車支部は非正規職座込み場に野戦寝袋を入れようとした際、会社警備隊との衝突事件が発生した。午後7時30分ころ、支部長と常任執行委幹部らがトラックで寝袋500個を届けようとしたが警備隊がこれを阻み、寝袋搬入は失敗に終わった。第1工場周辺はすでに19日午後から正門以外のすべての門が閉ざされ、中には溶接された門もあり、緊張が高まっている。
s20101120c-4.jpg イサンス非正規職支会長はこの夜、第1工場内で開かれた非正規職座り込み場報告集会で、「すでに闘争は全国的に展開されている。今週末を一致団結し必ず死守しよう」と呼びかけた(写真④)。金属労組は22日の定期代議員大会でゼネスト闘争計画を論議し、以後の日程を決める。24日には現代車蔚山工場前に5000人が集まる金属労組第2次決意大会も予定している。(M) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択