現代車工場占拠スト6日目、会社側の襲撃隊と全面激突!
11月20日、午前10時50分ころ、現代車管理者と用役職員らが正門前で座り込んでいる組合員や支援に「コンテナは現代車施設だからコンテナにプラカードをかけるのは不法だ」などと挑発してきた。コンテナを積み上げて工場を封鎖し労働者のストライキを弾圧しているのは現代車ではないか! 第1工場には断水措置を強行しているとの情報も入り、労働者らの怒りが爆発した。
同時刻、カンホドン現代自動車副社長が退去命令書を工場内で座り込んでいる非正規支会に渡すためと称し、現代車管理者と用役ら500人を引き連れて第1工場への進入に打って出た。
第1工場1階入口を守っていた現代車支部代議員らを押し出した後、カンホドン副社長自ら階段を2階に上ろうと進んだ。この1・2メートル幅ほどの階段で迎え打った非正規支会組合員らとの激突となり、この過程で3人の組合員が病院に運ばれるケガをし、さらに組合員14人が会社側管理者らによって工場外に引き出された。11時30分ころ、2階のほかの通路からも用役らが乱入し、全面的戦闘状況となった。怒号が工場内に響き、激しい攻防が1時間ほど続いた。工場内に副社長らが進入したことを知って、外にいた現代車非正規職支会組合員らは第1工場占拠ストライキを死守するために本館正門と4工場の門前に移動して進入闘争を行った。会社側警備らが道路まで出てきて組合らに放水するなど修羅場となった。この過程で非正規職支会のソサンヨン組合員ら3人が工場中に引きずり込まれた。
正午過ぎ、現代車支部のイギョンフン支部長が仲裁に入った。イギョンフン支部長の提案でカンホドン副社長は階段から1階に降り、3千人ほどに増員された用役らはひとまず退き、会社側管理者150人ほどが残った。現代車支部は昨日、現代車に対し①物理的衝突防止、②第1工場休業撤回、③交渉実現などの要求案を提出していた。その返答を待っている過程で現代車側が物理力を行使したのだ。カン副社長は、「うまく解決できるように使用側も最善を尽くしてくれ」と要求するイギョンフン支部長に退去通知書を手渡し、「暴力は私も望まない」「とにかく占拠事態をはやく解決しなければならない。工場占拠を解除しなければ進まない」と警告して、工場を去った。
「私も暴力を望まない」とはどの口で言えるのか! 現代資本はまるで非正規職労働者など殺してもかまわないと言わんばかりに暴力を振るっている。警察も17日、蔚山非正規職支会の代議員以上の幹部50人余りに召喚状を出した。この時点ですでに蔚山工場の連行者数は70人だ。
「短くても4~5年、長ければ10年も働いてきました。長い間生活に苦しみ、正規職が嫌がる作業をして、月給は半分にもなりませんでした。私たちはもうこうして暮らすことはできません。正規職化しなければなりません。今はのるかそるかの状況です。会社が降参するか、私たちが降参するかです」「現代車は『おまえらが何だ? おまえのようなやつに何ができる?』そんな調子だ。今回も暴力で整理すれば十分抑えられると考えているようだが、間違いだ」――労働者としての誇りと子どもたちの未来、労働者階級の解放をかけた闘いが進行している。「必ず工場を死守して現代資本に降参させる」(イサンス現代車非正規支会長)
団結した労働者の力を思い知れ! 降参するのはおまえたち現代車資本だ。(M)
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