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八尾北医療センター明け渡し裁判、労組先頭に怒りの総決起

s20110223c.jpg 2月18日13時30分、八尾北医療センター明渡し裁判が大阪地裁1010号法廷で開かれた。この日も午後を休診にして八尾北医療センター労働組合・職員は総力決起し、全国連西郡支部、八尾北命と健康を守る会、関西労組交流センターなど総勢100人の仲間が結集した。傍聴席はわずか30数席だ。傍聴団と法廷前の廊下に座り込む仲間は怒りをひとつに団結して闘った。
 この日の圧巻は、前回に続いてもぎとった重松信子理事長の意見陳述だ。 

 重松医師は、「八尾北医療センターを5年で明渡すなど絶対に認められない。地域医療を考れば5年で終わるなどありえない」「こんな理不尽は、八尾市まるごと800事業民営化攻撃から出てきたことだ」と八尾市を追及した。そして、八尾北で働く辻西幸子さんたち3家族に、同じように問答無用で家から出ていけという1・28住宅明渡し反動判決を怒りを込めて徹底弾劾し、「人生かけて闘いぬく3名は私たちの誇りだ」と胸を張った。つづけて、出廷していた八尾市保健福祉課を真っ向からにらみすえ、「あなたは八尾北の医療と患者さん、地域のことを知りつくした人間だ。『医療と契約は別』と私たちに暴言を放った張本人だ。絶対許さない!」と、怒りでたたき伏せた。期せずして法廷内外から一斉に激しい弾劾と拍手がわき上がった。
 2・18闘争は、高橋文清裁判長に次回から大法廷を使うと決定させる大勝利を切り開いた。「魂を揺さぶる意見陳述に勇気をもらった」(労組)、「今日ははつらつとした気もちだ」(守る会)、「医療も住宅も必死で闘おう」(支部)と、ますます団結は強まっている。  一方、この日八尾市は、2・10差押さえ弾劾控訴審反動判決に後押しされ、供託者に「3月4日までに全額払うか納付相談に来庁しろ。でなければ法的措置をとる」と脅迫文書を送りつけてきた。敵の攻撃を団結の肥やしにしてガンガン攻めに転じよう。
 1・28住宅明渡し判決闘争に、八尾北労組は職場支配権を敢然と行使し、休診にして3人と団結して根こそぎ決起した。新自由主義の切っ先で部落差別で団結を破壊し、仕事も住宅も、医療・介護も、教育-学校まで奪いつくし、西郡を更地にする攻撃をうち破る渾身の決起だ。労組と支部の団結は次元を画す地平を獲得した。患者にも住宅闘争が目に見えるものになった。そして、2・10で支部は、青年部を先頭に「もう法も裁判所もいらない」「この団結で自分たちが決める」「エジプトに続こう! 動労千葉に続こう!」と、6000万の先頭で新自由主義と闘う解放運動を登場させたのだ。
 エジプト革命が証明したように、労働組合の団結に新しい社会を作りだす根源的力がある。これが国鉄闘争全国運動だ。決起を押さえつける体制内指導部に取って代わる時がきた。
 次回八尾北裁判は5・25だ。4月市議選すえみつ再選かちとり、6・5へ、菅政権打倒へ、全力で組織し闘おう。(八尾北労組・A) 

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