1. HOME
  2. ブログ
  3. 三里塚・第3誘導路裁判の初弁論開く

三里塚・第3誘導路裁判の初弁論開く

s20110330b-1.jpg 3月29日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)で「第3誘導路裁判」の初弁論が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟の16人が原告となって、国と成田空港会社(NAA)を相手取り、第3誘導路などへの国交大臣の許可処分の無効確認、東側誘導路の不使用、第3誘導路の工事中止などを求めるもので、暫定滑走路の構造的欠陥と危険性、農民追い出し攻撃としての性格を全面的に暴き出す裁判だ。前々日の全国集会の熱気を携えて、原告席の反対同盟と顧問弁護団、傍聴席の労働者・農民・学生が一体で闘った。
 冒頭に北原鉱治事務局長が意見陳述を行った。 

s20110330b-2.jpg 「滑走路1本に3本の誘導路などむだで危険。直ちに建設を中止せよ。市東さんに対する生活破壊、営農破壊を許さない。空港をこれ以上拡大する根拠はない。200億円の大金をつかってむだな誘導路を造るよりも、NAAはその費用を即刻被災者救援にまわすべきだ」
 続いて弁護団が次々と立って、地元農民を無視し、機動隊の暴力を使って農地を強奪して進められてきた建設の歴史から説き起こして、成田空港への全面的批判を行った。またNAAが答弁書において、成田空港で過去に起きた事故を「事例」などと言い換えていることについて、「原発事故における東京電力のごまかしと同じ」と強く弾劾した。市東孝雄さんは騒音について、「いろいろ数値が発表されてきたが、うちの近くで測られた試しがない。被告にちゃんと測らせるように」と裁判長に求めた。
 国とNAAの代理人弁護士らは、相変わらず法廷でだんまりを貫き「書面で回答する」ですべて押し通そうとする。だが、原発大事故によって没落に一層拍車がかかる成田空港をとにかく守らねばならぬ己の立場に、絶望感を募らせていることがありありだ。
s20110330b-3.jpg 次回期日6月17日を確認して閉廷。裁判所近くのビジネス支援センターで記者会見と報告集会が開かれた。司会は鈴木謙太郎さん。北原事務局長があいさつに立ち、「広島、長崎の被爆を経験し、その恐ろしさをわれわれは知っている。核・原発は絶対にだめだ!」と怒りを込めて事故を断じた。葉山岳夫弁護士は、「今回の提訴は、工事実施計画取り消し訴訟、事業認定取り消し訴訟などそれぞれ30年以上闘った裁判に匹敵する大変なもの。国とNAAの暴挙をとことんあばく」と意気込みを示した。続いて各弁護士が勝利への決意と確信を表した。萩原進事務局次長がまとめの発言に立ち、「原発事故で経済も最悪になる中で、何百億つかって第3誘導路建設。そんなことをやってる場合か! われわれの闘いでこの流れを絶ち切ろう」と呼びかけ、5・20現闘本部裁判控訴審判決日、東京高裁への大結集を呼びかけた。(TN) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択