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福岡で原発なくせ!被災地支援!米軍新基地建設阻止!沖縄集会・デモ

s20110504a.jpg 4月29日、福岡市農民会館で「原発なくせ!被災地支援!米軍新基地建設阻止!沖縄集会」を行いました。主催はとめよう戦争への道!百万人署名運動福岡県連絡会で、「沖縄米軍基地撤去・日米安保粉砕の闘い」と「反原発・被災地支援」の闘いを結ぶ集会・デモとして闘いました。集会に参加した人たちは、みな今日の闘いを新たな闘い・反戦のうねりをつくりだす出発点にしようと、原発事故と沖縄新基地建設への怒りに燃えてデモをやりぬきました。沿道の人々のデモへの注目度は高く、拍手が起こり、握手をしながら「頑張って」と声をかけてきた同じ組合の労働者など、これまでなかった光景でした。 

 集会は、世話人のわたなべひろやすさんの「1952年4・28沖縄が売り渡された屈辱の日を、反戦反核反原発反基地闘争のさらなる出発点にしよう」の開会挨拶で始まりました。オープニングとして、琉球アーティストのみやむらみつおさんが「沖縄米軍基地撤去、原発なくせ、国鉄1047名解雇撤回」の願いをこめて三線を引き、語り、歌ってくれました。参加者も合唱しながら会場が一気に盛り上がったところで、前泊博盛さん(沖縄国際大学教授・前琉球新報論説委員長)の「沖縄から基地と日米安保を問う」と題した講演に入りました。
 前泊さんは講演で、辺野古新基地建設問題にいつまで沖縄県民は振り回されなければならないのかと、日米政府があろうことか震災を逆手にとって「トモダチ」作戦で日米安保と沖縄米軍基地の有効性を声高に主張していることを徹底的に弾劾しました。そして「迷惑施設」「被害の報道をしない」など、原発と米軍基地問題は共通していると指摘し、「日本は今ひとつになろう」のうたい文句を、全体主義を組織する新たな戦前を思わせると鋭く批判しました。
 聞いていて驚いたのは、「沖縄の人はごまかしとゆすりの名人だ」などと発言した前在沖米国総領事のケビン・メア米国務省日本部長が、3月10日に更迭されたと発表されたが、実は処分などなく、逆に翌日の東日本大震災対策の米責任者になるという「名誉」の配置となったとのこと。占領意識丸出しのメア発言は実は評価されていたのだ! また、普天間基地の海兵隊のグアム移転8千人、家族9千人という数字には何の根拠もないという事実です。
 後半は、最初に主催者からの提起。「大震災下での沖縄闘争解体策動をはねのけ、米軍基地撤去・日米安保粉砕の5・15沖縄行動がますます重要になってきている。原発即時停止の闘いを全国的な反原発闘争としてつくり出していく闘い、被災地での必死の闘いと震災解雇を許さない闘い、これらを一体的に闘うことによって今の社会を根底からひっくりかえすことが可能だ」と訴えました。続いて、沖縄・北中城村議の宮城盛光さんのメッセージが紹介される中、5・15沖縄派遣団6名が登場、青年労働者2名が決意を述べました。さらに「福島原発事故弾劾! すべての原発をとめろ」の緊急アピールが行われました。当初予定していたNO!プルサーマル佐賀の会共同代表の満岡聰さん(医師)が仕事の関係で参加できなくなり、急遽8・6広島―8・9長崎反戦反核統一実行委員会からアピール。「レベル7」の最悪事故の実相と原発推進の背景、こういう社会のあり方を根本から問い直そう、と提起しました。
 怒りがいや増す中で、力強くデモを行い、誰もが高揚感をもった集会・デモとなりました。(W) 

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