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Jアラート訓練反対 労働組合として柏市役所へ申し入れを行う

 3月9日、ちば合同労組は柏市役所に対して14日に予定している「Jアラート一斉情報伝達訓練」の中止を申し入れました。応対した防災安全課からは今回は音声放送設備の点検が目的で、チャイムを鳴らし「訓練、訓練」と呼びかけるとの説明を受けました。
 組合からは「訓練自体が国防意識を持たせることと戦争につながる。担当課はそのことを考えてほしい」「北朝鮮からの攻撃を想定することで、市内に居住している在日朝鮮人への排外主義が強まる」などと述べて、憲法で禁止されている戦争行為に自治体が参加しないことを申し入れました。その後、「Jアラート訓練に労働組合として反対の声を」と大きく書かれたビラをまいて情宣を行いました。

 今回はじめての全国一斉訓練に対して、現場から労働組合として反対の声を上げたことは大きな意味を持っています。すでに秋田県や福岡県の公立学校では授業中に「窓から離れて、一斉に体をかがめろ」という訓練を行っていますが、政府の都合と利益による戦争の準備を住民にやらせてはいけないのです。全国の自治体の現場からの抗議の声は、今月末にも改憲案の提出を予定している政府・自民党を動揺させ、「戦争をはじめる前に止める」誇りある行動です。
 私は斎場に勤務して人々の人生の最後に携わる仕事を通じて、お金にはかえられない業務だからこそ民間委託にも反対してきました。自治体の業務はどんどん民間に移管され、その後の民間も含めて現場の労働条件が顧みられていない現状は放置されつづけています。この上に自治体が戦争に協力することは絶対に許せません。労働者の団結で現状を変えていく力ある労働組合をつくりたいと思っています。(ちば合同労組 綿貫透)

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