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大飯・美浜原発を直ちに廃炉に!7・16関西行動打ちぬく

s20110717a.jpg 7月16日、大阪中之島・女神像前で反原発関西行動を5、6月に続いて取り組みました。この日は、福井県大飯原発の再稼働問題が切迫する中での緊急闘争でもありました。
 玄海原発の稼働をめぐって佐賀で大激突が起こっているその裏で、関西電力は福井県の大飯原発1号機を3月10日以来「調整運転」という名の全出力運転をさせ、政府の「全原発稼働」「ストレステスト」方針を受けて公然と正式稼働へと踏み込もうとしてきました。 

 大飯原発1号機は設置から30年以上の老朽炉であり、周辺の断層の問題も指摘され、危険性が高い原発です。他の原発と比べて大飯原発1号機が安全だという根拠は何一つありません。政府の「全原発稼働」を全面的に強行する突破口としていることは明らかです。
 まさに集会当日の16日、そこへ重大事故が発生しました。緊急炉心冷却装置につながる一時冷却系統の蓄圧タンクの圧力が低下し、運転を一時停止しています。こんな原発は廃炉しかありません。
 また、関西電力関係では、美浜原発の廃炉計画と高浜原発4号機でのプルサーマル計画の延期の見通しを関電が発表しています。労働者人民の怒りに追いつめられたものではあるけれど、あくまでも基本は「全原発の即時稼働」であることは何ら変更していません。
 フクシマで労働者・農民・漁民におびただしい犠牲を強いながらも、政府・電力会社は、原発政策を放棄しようとはしません。原発の放棄は資本主義の放棄を意味するからです。労働者の団結で菅民主党政権を打倒しよう。
 集会では、基調報告を先頭に政府と関電資本に対する怒りを爆発させ、関電本社へのデモをやり抜きました。沿道の人々も関西圏での事故報道に反応してものすごい共感でした。ビラを次々と受け取って、エールやコールで応じてくれました。青年の参加が増えています。8・6ヒロシマ-8・9ナガサキを「反原発の世界大会」として実現しましょう。(関西・M) 

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