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高崎で市東孝雄さん、坂本進一郎さんを迎えて討論会

s20110914a.jpg 歴史的な9・11反原発デモの夕方、高崎総合福祉センターにおいて、「群馬・市東さんの農地を守る会」の呼びかけによる「福島原発事故・TPP・農地取り上げ いま、農民は訴える9・11群馬討論会」が開催された。
 司会が昼間に高崎市内で取り組まれた反原発デモの大成功を報告し、開会を宣言。続いて、主催者を代表して高階ミチさんが開会のあいさつを行った。パネラーとして、3人の農民が登壇。最初に、秋田・大潟村の坂本進一郎さんから「亡穀は亡国なり」の講演が行われた。
 

 坂本さんは戦後農政全体を強く批判し、「いかに農政再生は可能か」と、市東さんの闘いにふれ熱烈に訴えた。次に、反原発の取り組みを粘り強く訴えてきた地元・群馬のベテランの農民が登壇し、この間の取り組みを報告しながら、農民の決起を訴えた。最後に三里塚反対同盟の市東孝雄さんが、三里塚45年の闘いを紹介し、市東さんにかけられた農地取り上げの闘いに勝利することこそ、福島原発事故・TPP攻撃に怒って決起を始めた日本農民の未来を切り開くものであることを確信も深く訴えた。
 3人の提起に応えて会場から、伊勢崎と前橋の農業青年がそれぞれ、昼間の反原発デモに家族ぐるみ、地域の農業青年ぐるみで一緒に準備しながら参加した活き活きとした感想と、農業を続けていく決意を発言した。群馬合同労組の青年から闘いの決意が表明された。また、TPPと闘う地方議員も、群馬の農業の実情を紹介しながら、決意を明らかにした。さらに、「市東さんの農地取り上げに反対する会」の三角忠さんが、討論全体をまとめる内容で発言した。
 最後に、青柳晃玄さんがパネラー3人と参加者へのお礼と、10・9三里塚現地集会―11・6大集会への参加を訴えて、討論会は大成功をかちとった。
 70人の参加者から、熱心なアンケートがよせられた。「福島原発事故・TPP・農地取り上げと、3つのことが一体で政治が行われていることがよくわかった」「日本の農民は保守的で政府の言いなりだと思っていたが、がんばっている人がけっこういるのだと見直した」「市東さんの農地を守る会に入ります」「成田に行ってみたいと思った」などの感想がよせられ、その場での入会もかちとられた。(群馬)
 

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