山陰でも育鵬社の歴史教科書採択に反撃
原発推進・戦争賛美の育鵬社の教科書採択に対して、中四国各地で反撃の闘いが巻き起こっている。山陰でも、育鵬社版歴史教科書を採択した島根県益田市教育委員会の暴挙に、各方面から抗議の声があがっている。
9月14日、百万人署名運動山陰連絡会と動労千葉を支援する会の仲間は、益田市役所ビラまきをはじめとして、怒りの抗議行動に立った。出勤してきた労働者はもれなくビラを受け取り、多くの人が「ご苦労様です」「頑張って」と声をかけてくれた。卑劣な手段で秘密裏に行われた育鵬社教科書の採択に、誰もが怒りを持っているのだ。
その中で登庁してきた市長・福原は、採択弾劾と撤回要求にグラグラになり、「それはわたしの権限ではない」と逃げの一手を決め込んだ。だが、この福原こそ、実は今回の教科書採択の元凶なのだ。福原は、もともと「つくる会」本部事務局の専従をしていた極悪のファシストであり、市長になるや否や手下を教育委員会に送り込んで育鵬社教科書採択を強行させたのである。福原は、原発推進の民主党・野田や前原らと同じく松下政経塾の出身であり、原発推進の育鵬社版公民教科書の採択を狙っていることも明らかだ。絶対に許すことはできない。
この日の闘いには、「靖国合祀イヤです訴訟」原告団長・菅原龍憲さんも駆けつけ、そろって益田市教育委員会に抗議と採択撤回の申し入れをおこなった。菅原さんは、採択撤回まで徹底的に闘うことを力強く宣言した。
教育労働者・自治体労働者を先頭に、被災地フクシマの怒りと結び、戦争賛美・原発推進教育を粉砕し、11月1万人結集へ総決起しよう。(山陰・G)
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