大阪で「教育基本条例」「職員基本条例」絶対阻止!の闘いすすむ
6月大阪府議会で「君が代起立条例」が可決され、9月府議会(あわせて9月大阪市議会、11月堺市議会)に橋下知事・維新の会から「教育基本条例案」「職員基本条例案」が提出されようとしています。この2つの条例案によって攻撃の本質は明らかになりました。高校授業料の無償化-府立高校の定員割れ続出に続くものは、公立学校の統廃合、分限免職による公務員労働者の解雇であり、360万人公務員全員解雇・選別再雇用という道州制・民営化攻撃の本格的推進です。
関西労組交流センターに結集する教育労働者は大恐慌・財政破綻の危機にあえぐ日帝政権、橋下府政と真正面から対決し、この攻撃に反撃するための討論を続けてきました。職場から原則的に闘いを発展させ、団結と労働組合を甦らせることによって労働者階級の前進を勝ち取ろう、そのために府庁前抗議行動を職場での具体的取り組みの結集点・出発点としよう、と決めました。
8月19日の第1波行動に続いて26日夕刻第2波府庁前行動を行い、現場労働者が府庁に働く労働者に圧倒的な訴えを行いました。前回を上回るビラがまかれ、労働者の共感と怒りがまき起こっています。
翌27日には、この府庁前行動と職場での取り組みを相互発展的に進めようと教育労働者交流集会を開きました。府庁前行動で元気いっぱいの教育労働者、保育労働者など20名が集まりました。基調報告で3・11情勢を革命に転化するときがきたと高らかに宣言し、これまで闘い抜いてきた不起立闘争がついに職場から労働組合を甦らせる闘いと完全に結びつき、核となる決定的情勢を明らかにしました。続いて現場から育鵬社教科書の採択に対する分会からの怒りを組織した闘い、非正規職講師の解雇と闘いぬき労働組合の団結の強化と拡大をかちとった取り組みなどが報告され、「よし、闘って職場分会から労働組合をつくりかえよう!」という気運がみなぎってきました。さらにこの間の討論をふまえ、「職員基本条例案」「教育基本条例案」はどんな内容なのかをめぐる提案がされました。
職場で闘いを組織することに徹して、職場での闘いと一体で、9月府議会に向けさらに府庁前行動を続け、労働者の団結を強化し、「条例案」を粉砕するために闘います。
9・11―19反原発闘争に総決起し、9月23日の福島での教育労働者交流集会に全力で参加し、11月労働者集会1万人結集に向けて全力で闘うことを確認して元気よく集会を終えました。(関西労組交流センター・教育労働者部会)
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