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星野・ビデオ国賠訴訟の第2回公判開く

s20110901b-1.jpg 8月30日、東京地裁で、星野再審裁判の重要な証拠であるビデオテープ2巻を警視庁公安部が「紛失」した責任を追及する国家賠償請求訴訟の第2回公判が開かれた。公判前の昼休み、東京地裁前は、星野さんを取り戻そう!全国再審連絡会議の仲間が制圧し、ビラまき、署名集めが行われた。暁子さんもマイクを握って、裁判所・検察庁を満身の怒りで弾劾した。
 午後2時からの法廷は、傍聴席がほとんど埋めつくされる中で始まった。準備書面のやり取りと次回公判の期日を決定し、そそくさと終わろうとする裁判長を代理人の藤田城治弁護士が鋭く制し、10分間の陳述をかちとった。 

s20110901b-2.jpg 被告の国と都の準備書面では、卑劣な責任逃れと、そもそも星野同志には本件ビデオテープには何の権利もないなどというおよそ問題にもならない屁理屈をこね回している。だが、星野同志はデッチ上げられた供述証拠のみで死刑を求刑され、不当な無期判決を受けているのである。検察官はその証拠を50年間保管しなければならない法的義務を負っているのだ。何という無責任で鉄面皮な連中なのだ。ましてや、病気で裁判が停止中である奥深山裁判は、依然として生きた裁判であり、その証拠を紛失するなどということはあり得ないことだ。
 藤田弁護士はこの裁判所と検察官を徹底的に批判・弾劾し抜いた。被告席の国と都の代理人たちは打ちのめされ、下を向いたまま声一つあげることができない。
 最後に、星野再審裁判の重要な証拠であるビデオテープを、いかなる理由で警視庁公安部総務課に保管を委託するようなことが行われたのか、藤田弁護士から求釈明という形で追及が行われた。
 弁護士会館に移って行われた報告会(写真)では、弁護団からの説明と参加者の質問や意見が出されて活発な討論が行われた。藤田弁護士が、国の攻撃に負けずに闘うことが重要であることについて、山口県祝島の住民が反原発闘争で原発建設を阻止している例を挙げて説明した。参加した全員が、星野同志の無実を改めて確信し、一日も早い奪還を誓った。次回の第3回公判は、11月1日に行われる。
 11・6労働者集会と11・27星野全国集会に結集し、星野文昭同志の再審無罪・即時釈放をかちとろう。(YN) 

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